梶山徹夫の馬券生活 - 愁思符庵日記 -

本物の博打屋が送る競馬ファン必読の競馬ブログ

2007年09月19日

『風樹の歎』

3連休が続く。
誰が何時決めたのかハッピーマンデーと云うらしいが、一体何の御褒美でお休みさせて頂いているのか知らぬ人間も世には多い。

「愁思符庵」の草庭に唐突と真っ赤な花弁を広げた蔓珠沙華を見ながら、一昨日(17日)が「敬老の日」であったことを思い出した。

厳しい残暑に耐えながら出向いた東京競馬場。府中本町から競馬場までの長い長い連絡通路は、決して「敬老」なんてものじゃあない。

温室状態の中を今にも倒れそうな「敬老」たちが歩いている。まあ、この人たちはすでに日本で「敬老」なんて言葉は死語であることを実感して生きているようだから逞しい。

転戦した京王閣競輪場なんて、競馬場の比じゃない。博打屋自身が若さを自覚出来る客層だ。

結局、この日が何の日かも知らず二兎追った博打屋は見事に神に見放された。

曼珠沙華、敬老の日、秋分の日。
明日(20日)は65歳で亡くなった父の命日。
『風樹の歎』しみじみである。

「樹静かならんと欲すれども風止まず。子養わんと欲すれども親もたず」(韓詩外伝)

つまりだ、親孝行したいと思っても、親はもういないという、思いの叶わない嘆きの言葉である。
樹木が静かになりたいと思っていても、風が止んでくれない、と嘆くことに喩えられているのだ。

博打屋の息子などに孝行なんて、生きてても断わるよ、と親の声。

はいはい、ごもっとも。いい歳してテメーの頭のハエも追っ払えない、情けない人生でして・・・。

かくなる上は、墓参博打。
今日(19日)から多摩川競艇で53周年G1ウェイキ−カップ。
初日ドリーム、上滝和則、烏野賢太でどうだろう。
明日からは田中信一郎の復活に托してみよう。

夜は大井のトゥインクルレディー賞。
微妙なハンデ戦だが、トーセンジョウオーの先行力が上。パフィオペディラムが相手。馬券はこちらからが面白い。ミライも気になる。

その前の10R、ディーエスザホープにも色気が。

来週、墓参帰省なんて、人並みのことが出来るかどうか、今週の多摩川と大井次第だ。

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2007年09月19日 15:47に投稿された記事です。

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梶山徹夫プロフィール

梶山徹夫

1949年広島生まれ、中央大学文学部国文科卒。コピーライターを皮切りに、広告制作、音楽事務所経営、ルポライター、競馬雑誌編集長を経てフリーに。全国の競馬場に出向き、競馬に関わるエッセーを雑誌等に寄稿。著書に「馬券で喰ってどこが悪い」等。

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