梶山徹夫の馬券生活 - 愁思符庵日記 -

本物の博打屋が送る競馬ファン必読の競馬ブログ

2007年11月 アーカイブ

2007年11月01日

『銀座より新座』

秋がひたひたと忍び寄る。

まるで気が付いた時には懐がすっかり軽くなっている博打場での、ふと我に帰るその瞬間のように、ああ、もう秋だったんだと、気付いた時には、すっかりと世は秋色に染まっているものなのだ。

まあ、里の秋はこれからだろうが、博打屋は血が騒ぐ。
書を捨て野に出よと風が云う。

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2007年11月03日

11月3日・4日のパドック情報について

日頃よりAI競馬をご利用いただき、誠にありがとうございます。

現在ブログへのメール投稿システムに障害が発生しています。
このため、11月3日・4日のパドック情報は掲載を見合わせております。

ご迷惑をおかけいたしまして大変申し訳ありません。
復旧まで今しばらくお待ちください。

2007年11月03日

『祝日競馬』

危うげな空模様。

稲田堤駅に人が多い。

祝日ハイカー達だ。

大半が博打屋世代以上。みな嬉しげな顔をして挨拶を交わしている。

他人事でもあるまい。博打屋とてこの予備軍。ハイカー仲間と祝日を過ごす日も近い。

競馬に向かう満員電車に驚いている様子だ。

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2007年11月04日

『鎮魂競馬』

競馬に事故は付き物である。

だからと云って、事故に鈍感になられても困る。

中には避けられる事故もあるかもしれない。

いや、避けるべく日頃の研讃が求められる。

秋陽に向かって軽やかにジャンプをしたベストグランチャの前にサムライジョーイが斜に切り込んできた。

グランチャの着地すべき位置はわずかに奪われ転倒。上腕粉砕骨折で命が奪われた。

3日、快晴の秋空の下で事故は起きた。

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2007年11月09日

『京王閣に明日はない』

「そんなところで予想してんじゃないよ、邪魔だ。こっちは高いショバ代払ってんだから!」

通りがかった店主が、博打屋にどなりつける。

今し方まで、知人が飲んでいた店先のテーブル脇に立って新聞を読んでいた。

車券でも買いに行ったものと、しばし飲み残しの席の傍で待っていたときのことだ。

6日、京王閣決勝に出向いた時、事は起きた。

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2007年11月10日

『秋雨煙る』

秋雨にけむり、府中の森が霞んで見える。

パドックから装鞍所へいたる欅が赤々と燃え盛っている。

ブローニュの森に抱かれるロンシャン競馬場より、美しいだろう。

美しいバリジェンヌと、麗しき青春の時を過ごしたのが、つい昨日のように思い出される。

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2007年11月10日

「武に逆らい」

7R 追込みのきく馬場となった。先に行く馬にも、追い込む馬にもこのくらいがいい。リトルプリンス の追込みがきく。ケージーファントム アルファオリオン フサイチカムーンが相手

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2007年11月10日

「馬場向きのユキノ」

10R 好いメンバーだが、馬場が微妙。ユキナマーメイドにはもっと悪くてもよい。マイネカンナ ピサノグラフ トップセラー にぶつける。

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2007年11月11日

『古都競艶』

雨上がりの朝。ヒヤリと冷たい空気に身が引き締まる。

この時期の京都は、殊の外観光客が多い。

気紛れに旅する博打屋は、何度旅の宿に泣かされたであろう。

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2007年11月13日

『慰霊登山』

晩秋の河口湖畔。

紅葉回廊が雨上がりに色を取り戻し、湖面に明るさが映る。

今し方、車の中で見たエリザベス女王杯の馬券をもう一度確かめ、深いため息をついた。

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2007年11月17日

『招福騎手』

「十分倹約しましたから、これからはもうしません」
10億の現金を積んで、ポンと寄付した88歳の御婦人がにこやかにおっしゃる。

以前にも5億。

倹約にもレベルがあるのだろう、倹約には自信のある博打屋も、そこまでは貯まらない。

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2007年11月17日

「招福蛯名」

3R ここも蛯名、ニューヨーカー。相手もレッズヒィールド ニシノエモーション どちらかに絞る手。博打屋はレッズ

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2007年11月17日

「軌道修正」

ちぐはぐな馬券で気が滅入る。
軌道修正は4R障害。関西馬に任せよう。立派な馬体のブラックコンドルで仕方ない。相手も関西馬クルワザードだが、一発はまればメモリーオブヨーク。

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2007年11月17日

「みな小粒」

11R 去年初めてフサイチホウオーを見たときほど目を引く馬はいないが、ダンツキッスイは馬体重に見合わずすっきりとした馬。毛づやの悪さは気になるが、注目したい。スズジュピター 、゛スマイルジャック 、ゴスホークケンのボックスが無難

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2007年11月18日

『大連立馬券』

ちょっと前まで避けて通っていた日差しを、今朝は背中に心地よく受けながらの出陣である。

土曜の歯車違いは最後まで響き、角番大関のような心境の日曜。

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2007年11月18日

「さすらいの少女」

7R夏新潟デビューから、旭川、京都とさすらいの旅を続けるサマーエタニティ。ここいらで勝ってお休みにさせたいが、同型カシノネロがいる。控えるとダメだが、夏の余力が残っていれば勝てる。相手にメスナーも一考。

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2007年11月18日

『ダイワ危機?』

マイルチャンビオンシップ
前走パドックでやや馬体の陰りを感じたダイワメジャー。どうやら脚元に不安ありそう。馬券はきっぱり切り捨ててみる。名馬にしっぺ返しをくわなきゃいいが。

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2007年11月20日

『懺悔、後悔、大反省』

全ては博打屋の責任である。

蛇足と云う言葉があるが、日曜(18日)ほどこの言葉を噛み締めたことはない。

いっそ書かなきゃ良かった直前ブログだ。

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2007年11月23日

『ミシュラン競馬』

星の数に何の価値があるのだろうか、アジア版のミシュランガイドに日本の星3つは8店認定。飽食ニッポンもここ極めたりの感。

世界の料理人はこの星の数を気に掛けると言うのだから、そんなもの、無縁の暮らしの博打屋からしてみるとどうでもいい。

むしろ、肩や胸の星数が権力を持つ社会を連想し、おぞましさえ覚える。

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2007年11月23日

「寒風祝儀」

4R 寒いパドックに立っていると3R審議。3連複的中だが審議とは?
勝った馬の降着で4着馬の繰り上がり。3連複17990円と高くなり、寒風に耐える博打屋にご褒美。
エプソムフォルテで増やせということだろう。

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2007年11月23日

「初ダート組」

7R 初ダートだがナンヨーヒルトップが好馬体。セイカアレグロの追込みとケイアイスイジンが注

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2007年11月24日

『隠れダート馬』

23日9Rのパドックでのこと。
フジTVアナウンサーの福原氏が博打屋に耳打ち。

「このレースのジャンバルジャンのレース如何で、明日のフサイチホウオーの取捨が決まりますね」

なるほど、そりゃあ、いい物差しだ、と相づち。

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2007年11月24日

「新馬へのいたわり」

5R新馬戦。先頭を回る2番のカネスアスランを曳く根本師と廐務員が、いささか戸惑い気味の馬に話し掛けながら回っている。日影の境を気にしているようだ。
馬の仕上がりは良い。平常心を取り戻してくれたら走りそう。この馬から。

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2007年11月24日

「心情馬券」

6R あわせて17ヵ月の休みのあるリワードアルコン。馬っぷりは一番。穴はゴールデンウ゛ィット。

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2007年11月24日

「執念の逃げ馬ねらい」.

10R スーパーキャノンが逃げクィーンスプマンテが追い掛ける。この残り目が穴パターン。トーセンクラウンが軸

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2007年11月24日

「意外な結末」

11R 距離適性が疑問の馬が多く、意外な結末の予感。ヒィールドルージュ ドラゴンファイヤーの6枠は注。思い切ってフサイチホウオー から買う。

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2007年11月25日

『見よ、これが日本晴れ』

「お願いですから、もう夢の中で私の前に出てこないで」

「わかりましたよ」

互いを見つめるその目からは一筋の涙。

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2007年11月29日

『清水弔問、次郎長表敬』

「清水港の名物は お茶の香りと 男伊達
見たか聞いたかあの啖呵
        粋な小政の旅姿」

夕闇迫る府中の空に、ムーンが輝いたジャパンカップの翌朝(26日)、小田急線で小田原に出、東海道線に乗り換え、博打屋は清水に向った。
各駅停車の旅である。

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梶山徹夫プロフィール

梶山徹夫

1949年広島生まれ、中央大学文学部国文科卒。コピーライターを皮切りに、広告制作、音楽事務所経営、ルポライター、競馬雑誌編集長を経てフリーに。全国の競馬場に出向き、競馬に関わるエッセーを雑誌等に寄稿。著書に「馬券で喰ってどこが悪い」等。

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