梶山徹夫の馬券生活 - 愁思符庵日記 -

本物の博打屋が送る競馬ファン必読の競馬ブログ

2007年11月25日

『見よ、これが日本晴れ』

「お願いですから、もう夢の中で私の前に出てこないで」

「わかりましたよ」

互いを見つめるその目からは一筋の涙。

戦争という、時代が引き裂いた日韓をまたぐ恋の終わりに、死期の近いかつての恋人を訪ねた女が、見果てぬ夢に決別を誓う。

NHKスペシャルドラマ「海峡」を見ながらハラリと目を潤ませた昨夜(24日)、博打屋はそのもう一つの涙を流していた。

知人の馬主の娘さんからお母さまの訃報の連絡を受けた。

金指知子さんが亡くなられた。

名門青森牧場と云えば知る人も多かろう。

カネヒムロ、カヌミナブなど、カネの冠名は古いファンには馴染みが深い。

ひょんな縁から博打屋もお付き合いさせて頂き競馬場では博打屋の暮らしを案じていただいていた。

いつも二人の娘さんを従え競馬場に現れ、博打屋は三姉妹と呼んでいた。

博打屋のエッセーにも度々登場頂いた。

突然の死にご家族の悲しみには慰めの言葉もない。

親しかった蛯沢騎手が逝って幾年か。

つい先日は縁深い引退したばかりの成宮調教師が亡くなられた。

故人も悲しみを味わったばかりであった。


折しも快晴の日本晴れで行なわれるジャパンカップ。

喪にふくすには博打屋らしく、馬券で儲けることしかあるまい。

思いは色々ある。

だが、結論は一つ。外国馬にはこの日本晴れの美しい風景だけが手土産だ。

総賞金5億3350万円は日本馬で分けるであろう。

天皇賞春秋連覇のメイショウサムソンを一番強い馬と言わず、どの馬を云う?

ジャパンカップこそがこの馬の舞台と思っていたウオッカに期待したいが、一噸座が気になる。よもや、半端な状態での出走でもあるまいが。
天皇賞で狙ったポップロックが狙いではないか。
不完全燃焼の前走以上の期待はある。内枠で脚を貯めるにはこの馬向き。

メイショウ、ポップにドリームパスポートが馬券の中心。

フサイチパンドラの激走、おまけの外国馬ならペイパルブルか。

モンジュー の雪辱もある。

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2007年11月25日 10:15に投稿された記事です。

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梶山徹夫プロフィール

梶山徹夫

1949年広島生まれ、中央大学文学部国文科卒。コピーライターを皮切りに、広告制作、音楽事務所経営、ルポライター、競馬雑誌編集長を経てフリーに。全国の競馬場に出向き、競馬に関わるエッセーを雑誌等に寄稿。著書に「馬券で喰ってどこが悪い」等。

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