梶山徹夫の馬券生活 - 愁思符庵日記 -

本物の博打屋が送る競馬ファン必読の競馬ブログ

2007年12月15日

『人心荒廃』

嫌な世相となってきた。


週始めの万引き冤罪の不快な予兆は、実は先週の日曜、中山ですでにあった。

今時の競馬場で、こんなゴロツキがいるのか、と唖然とさせられるシーンに出くわした。

朝日杯で勝負あったの博打屋は最終レースパドックをそそくさと切り上げ、地下にあるキャッシュディスペンサーに急いだ。

50人ほどの長蛇の列。

ならば、と通用門側のコンビニへと行き先を代えツリー横の広場を歩いた。

誰かとすれ違った記憶はあるが、しばらくして追ってくる人の気配。

怒鳴り散らしながらぶつかった、と言い掛かり。

やがて連れ2人がきて3人かがりの恫喝。

百歩譲ってコートの一部が触れたとしても、ぶつかったと言う感触は、いかに博打屋が鈍くなったとしても、それ位はわかる。

殺すのだの、大人の謝り方があるだろうだの、最終の締切が気になる博打屋を囲んで限りなく脅迫。

近くの警備に助っ人を求めるも、3人組に追い払われる始末。

もう一度、殺すの言葉が出たら、立派な脅迫。

その時を待っていたら、警備の到着。

どうやら面識があるらしく、捨て台詞を残し引き上げて行った。

あとで警備に聴くと、名うての連中と云うことで、常習のクレイマーとの事だ。

競馬会もゴネられた経緯があるという。

道理で博打屋を取り囲み、関係者だろ、だの、マスコミか、だの身分を執拗にさぐる。

挙げ句、云うに事欠いて、博打屋愛読の日刊競馬を見て、日刊の記者なら柏木集保をだせだの支離滅裂。

やっと解放された時に、締切の無情のベル。

まあ、所詮負け戦の日。

コンビニ補充のカネで、挽回出来たかどうか、阪神、中京の最終まで手をだしたであろう、負けの上塗りパターンを考えると、不慮の因縁も、災い転じて福の部類だったのかも知れぬ。


それにしても、もう少し安心、安全に過ごせる競馬場にしなくてはなるまい。

過剰警備は考えものだが、博打屋のような健全?な客に難癖を付ける輩は、毅然と対処してほしいものだ。

ましてや、警備のブラックリストに上がっているなら尚更ではなかろうか。

まあ、それもこれも、殺伐とした今日の日本社会の人心の現れ。

師走も迫ると更に人心は荒ぶ。

どうやら博打屋も災難続きの日々だが、癒す手立てはただ一つ。

会心の馬券で諭吉さんに多数おいで戴くしかあるまい。

さて、厄落としに3R、単勝1.2倍一本かぶりのリトルディッパーに逆らってワンダフルスイートから入ってみよう。

奇しくも、久しぶりに会った馬主のM氏から、「お止めばぁさん 秘伝練り 貧乏が止まる飴」を頂いた。

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2007年12月15日 10:38に投稿された記事です。

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梶山徹夫プロフィール

梶山徹夫

1949年広島生まれ、中央大学文学部国文科卒。コピーライターを皮切りに、広告制作、音楽事務所経営、ルポライター、競馬雑誌編集長を経てフリーに。全国の競馬場に出向き、競馬に関わるエッセーを雑誌等に寄稿。著書に「馬券で喰ってどこが悪い」等。

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