『人心荒廃』
嫌な世相となってきた。
週始めの万引き冤罪の不快な予兆は、実は先週の日曜、中山ですでにあった。
今時の競馬場で、こんなゴロツキがいるのか、と唖然とさせられるシーンに出くわした。
朝日杯で勝負あったの博打屋は最終レースパドックをそそくさと切り上げ、地下にあるキャッシュディスペンサーに急いだ。
50人ほどの長蛇の列。
ならば、と通用門側のコンビニへと行き先を代えツリー横の広場を歩いた。
誰かとすれ違った記憶はあるが、しばらくして追ってくる人の気配。
怒鳴り散らしながらぶつかった、と言い掛かり。
やがて連れ2人がきて3人かがりの恫喝。
百歩譲ってコートの一部が触れたとしても、ぶつかったと言う感触は、いかに博打屋が鈍くなったとしても、それ位はわかる。
殺すのだの、大人の謝り方があるだろうだの、最終の締切が気になる博打屋を囲んで限りなく脅迫。
近くの警備に助っ人を求めるも、3人組に追い払われる始末。
もう一度、殺すの言葉が出たら、立派な脅迫。
その時を待っていたら、警備の到着。
どうやら面識があるらしく、捨て台詞を残し引き上げて行った。
あとで警備に聴くと、名うての連中と云うことで、常習のクレイマーとの事だ。
競馬会もゴネられた経緯があるという。
道理で博打屋を取り囲み、関係者だろ、だの、マスコミか、だの身分を執拗にさぐる。
挙げ句、云うに事欠いて、博打屋愛読の日刊競馬を見て、日刊の記者なら柏木集保をだせだの支離滅裂。
やっと解放された時に、締切の無情のベル。
まあ、所詮負け戦の日。
コンビニ補充のカネで、挽回出来たかどうか、阪神、中京の最終まで手をだしたであろう、負けの上塗りパターンを考えると、不慮の因縁も、災い転じて福の部類だったのかも知れぬ。
それにしても、もう少し安心、安全に過ごせる競馬場にしなくてはなるまい。
過剰警備は考えものだが、博打屋のような健全?な客に難癖を付ける輩は、毅然と対処してほしいものだ。
ましてや、警備のブラックリストに上がっているなら尚更ではなかろうか。
まあ、それもこれも、殺伐とした今日の日本社会の人心の現れ。
師走も迫ると更に人心は荒ぶ。
どうやら博打屋も災難続きの日々だが、癒す手立てはただ一つ。
会心の馬券で諭吉さんに多数おいで戴くしかあるまい。
さて、厄落としに3R、単勝1.2倍一本かぶりのリトルディッパーに逆らってワンダフルスイートから入ってみよう。
奇しくも、久しぶりに会った馬主のM氏から、「お止めばぁさん 秘伝練り 貧乏が止まる飴」を頂いた。
