梶山徹夫の馬券生活 - 愁思符庵日記 -

本物の博打屋が送る競馬ファン必読の競馬ブログ

2007年12月19日

『年の瀬や・・・』

先週14日、無事同窓会が終わった。

無事というのも、この12月14日と云うのは、博打屋にとって過去良からぬ出来事が多く、厄月厄日なのである。

交通事故やら手術やらろくな思い出がない。

奇しくもこの日は「赤穂浪士」の討ち入りの日。

なにやら吉良に縁が繋がるのか、あるいは浅野方か。

「そりゃアンタ、吉良だよ」
とにべもなく知人は云う。

冗談じゃない、あたしゃ賄賂を受け取るほどの悪じゃない。


「違うよ梶さん、受け取れるほど、偉くないだけだよ」
と、どこまでも口さがない

実は博打屋はこの赤穂浪士の話が好きだ。


「忠臣蔵」の堂々ファンなのである。


シェイクスピアから遅れること何百年か知らぬが、この「忠臣蔵」は日本が誇る大叙事詩、とまで思っている。


様々なエピソードはどれを取り上げても泣かせるが、最近では大石内蔵助の管理者としての能力論まで登場する始末。


討ち入り四十七士は後世称賛されたが、参加しなかった国元の大半の下級家臣たちは、肩身の狭い立場に置かれてしまった。

この辺りが現代の経営者あるいはリーダーとしての管理能力の論争となるらしい。

さぞ内蔵助も苦笑だろうが、博打屋にはどうでもよい。


「年の瀬や 水の流れも人の身も」


煤竹売りに身をやつした義士、大高源五がかつての俳諧仲間、芭蕉門人其角とすれ違う。


討ち入り前日のことである。


かねて江戸潜伏の赤穂浪士と感付いていた其角が、その煤竹売りに問い掛けたのが先の句である。


「あしたまたるるそのたから船」

源五はそう応じた。

泣かせるねー。

いい時代だ。


貧乏博徒に身をやつした梶山をみて、どなたか詠み掛けてくださらぬものかな。

「年の瀬や 金のながれも人の身も」と。


必ずや博打屋応えてしんぜよう。


「あしたまたるる有馬記念」と。

さて、19日夕刻だ。

有馬記念の資金捻出に博打屋は異業種博打、麻雀にでむく。

神楽坂の風は身を刺すように冷たい。

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2007年12月19日 17:55に投稿された記事です。

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梶山徹夫プロフィール

梶山徹夫

1949年広島生まれ、中央大学文学部国文科卒。コピーライターを皮切りに、広告制作、音楽事務所経営、ルポライター、競馬雑誌編集長を経てフリーに。全国の競馬場に出向き、競馬に関わるエッセーを雑誌等に寄稿。著書に「馬券で喰ってどこが悪い」等。

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