梶山徹夫の馬券生活 - 愁思符庵日記 -

本物の博打屋が送る競馬ファン必読の競馬ブログ

2007年12月22日

『有馬イヴ』

空模様が予想より早まりそうで、馬場が微妙になりそうだ。


ラストウィークを迎えるといつものことながら、一年の早さを感じる。

競馬をやっている人が皆感じることだろう。

レース番組に息つく暇なく人が引っ張られ、気が付くと有馬記念となる。

つくづくJRAも上手く事を運ぶものだと感心する。

一年に渡って、さほどの腹も立てさせず、客に金を使わせる商売もそう無かろう。


博打屋としては、手練手管の胴元相手に、振り回されず、踊らされず、したたかに生き延びてきた。


もっとも、寺銭の取りすぎは否めないが、馬券ファンの敵は胴元ではなく、互い同士なのだ。


だから博打屋は予想行為は苦手である。


何が悲しくて自ら体を張って培った見識や結論を披露しなきゃならないのか。


ましてや、金まで取って教える結論があるなら、自分で買えばいい。


隣のオッチャンのにわか仕込みの情報のミスチョイスが、博打屋の配当を支えてくれる仕組みなのだから。

この情報過多の時代、馬券ファンにとって大切なことは「競馬上手の馬券下手」にならないことだろう。


競馬場にもそう云う手合いは多いが、場外やパソコンの前にはもっと多かろう。

競馬を考えるなら、ダイワメジヤーやウオッカ、メイショウサムソンを考えれば良いが、馬券を考える時には長い距離に結果の出ないダイワや、スカーレットに人気だけが優っているウオッカやむしろ対戦成績ではドリームパスポートに負け越してもいるメイショウサムソンを考えねばならぬのだ。


ついでに云うなら、博打屋も食指を動かすポップロックを考えるなら、メルボルンで負かされたデルタブルースを考えなければならぬ。

「競馬」と「馬券」

この似て非なるものを捌くのが博打稼業であるのだ。


まあ、ラスト週に出陣する博打屋の最後のイタチっ屁であるが、有馬イヴ、中山大障害メルシー陣営に4年もメルシー(正確にはメルシータカオ1着、メルシーエイタイム2年連続2着)と言わせる訳にはいかないだろう。

一昨年のテイエムドラゴン、メルシーエイタイムの1.2着再現じゃ、障害馬がいかにも不作。

ここはミヤビペルテウスにもう一度期待してみる。

1R前走惜敗のマイミカプリンセスが人気に応えよう。ここからスタートだ。

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2007年12月22日 09:16に投稿された記事です。

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梶山徹夫プロフィール

梶山徹夫

1949年広島生まれ、中央大学文学部国文科卒。コピーライターを皮切りに、広告制作、音楽事務所経営、ルポライター、競馬雑誌編集長を経てフリーに。全国の競馬場に出向き、競馬に関わるエッセーを雑誌等に寄稿。著書に「馬券で喰ってどこが悪い」等。

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