梶山徹夫の馬券生活 - 愁思符庵日記 -

本物の博打屋が送る競馬ファン必読の競馬ブログ

2007年12月23日

『有終有馬』

いよいよ最終日だ。

何という不養生。土曜から声がでない風邪状態。

この時点でプロとしちゃ失格だ。

最終日は心置きなく、悔いの残らぬ馬券に挑みたかったが、喉の痛み、鼻、せきじゃ専念出来ない。

マスクしてパドックに立てば眼鏡が曇り、馬が皆同じになる。

雨は午前中まで残りそうだが、馬場悪化は必至の07年の有馬記念となりそうだ。

同窓メンバーからの共同買いの結論が出揃った。

5頭ボックスの3連単、100円馬券60通り6千円のお遊びだが、参加者は7人。

先週の忘年会で1000円ずつの金は預かったが、もうどこかに消えてしまった。

博打屋は口出さず、皆に好きな番号を言わせる。

下手に馬を考えたりすると、こうしたケントク買いの意味がない。

えっ!こんなの買えないよなって云う馬券を取るためには、人知を及ばしてはならないのだ。

いつかはドでかい馬券に出くわすと、何度か試みているが、春先あれだけ荒れたG1をものに出来なかった。

なぜだかやる度に堅く収まり、夢が現実のものにならないのだ。

困ったことに6人の指名馬が皆バラバラ。

1,3,6,7.8.12と指名が来た。

好きな番号と言った割りには、皆どこかで調べたような馬番となっている。

当てたい気持ちが強いのか、それほど有馬の注目度が世間では高いのか。

どう組み合わせても目標の温泉旅行には遠そうだ。

たが、この内1頭を切らなければならない。

その役は博打屋である。

切り捨て候補は3マツリダゴッホ、8ロックドゥカンプ、12インティライミのいずれか。

責任重大だ。

馬券で夢を見るためには3番マツリダゴッホを残すのがいいが、いかにもこの馬じゃ距離が長いかも。

結局、余った1000円でゴッホの複勝にすることにした。

絵画好きの女性が選んだゴッホが、一番のケントク買いらしいが、博打屋の人知を入れたことが凶とでるか吉とでるか。

たぶん有終の有馬となるであろう。

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2007年12月23日 09:53に投稿された記事です。

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梶山徹夫プロフィール

梶山徹夫

1949年広島生まれ、中央大学文学部国文科卒。コピーライターを皮切りに、広告制作、音楽事務所経営、ルポライター、競馬雑誌編集長を経てフリーに。全国の競馬場に出向き、競馬に関わるエッセーを雑誌等に寄稿。著書に「馬券で喰ってどこが悪い」等。

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