『多摩川大変』
ドラマチック多摩川である。
大晦日最後の優勝戦。
この1戦の為に年末6日間、選手は走り続け、ファンも通い詰め、最後の優勝戦を迎えた。
号艇から田中豪、佐口達也、浜村美鹿子、中野次郎、若女井正、新井敏司の6選手。
一生懸命考え、1号艇から2.3,4とガチガチに売れているオッズと首っきりで出した結論。
あろうことか、1.2.3号艇がこぞってフライング。
「ばっか野郎」の怒声と共に一斉に払い戻し機に皆ダッシュ。
おそらく売り上げの9割以上の払い戻し。機械の裏でおばさんたちが金の補充に大慌て。
この内枠3艇絡みの舟券を持ってない客は皆無に近かろう。
つまりは全員足止め、返還となる。
残った3艇がまだ回っているが、機械の前は長蛇の列。
何百倍も付く4.5.6の3連単が230円ほどじゃ、払い戻しに並ぶほうが面倒。
しかし、思えば当たっていた人もいれば、外れたひともいたはず。
なかったこととして、一度は紙に代えたものが、札として戻ってくるのだ。
面白いもので誰もホッとした顔はなく、えらく損した顔つき。
博打屋はと言えば・・・。
一つ前の3連単7000円をゲットし、浮いた分での勝負。
まあ、浮いたところで止めとけや。
博打の神がそう采配したのかもしれぬ。
一番の売り上げレースをフイにした主催者には気の毒な限りだが、フライング返還と云うルールをもつ競艇も良心的だ。
大変を引き起こした3選手には厳しいペナルティーが来るが、休みのない競艇選手だから、休みたかったんじゃないの、と云うファンの冷やかしも複雑だ。
何はともあれ2007年の博打納めはプラスで締めた。
神様の思し召しと有り難く受けとめよう。
