『私情混入馬券』
2月の始まりは薬物混入餃子騒動であった。
何が起きるか分からないのが今の中国なのだ。
強烈な経済成長が猛烈な経済格差を生み出し予測出来ない歪みを露呈する。
今更何を騒ぐ、との感も無くはない。
鶏肉だって納豆だって構わず口にしてきた日本人ではなかったか。
2月の始まりは薬物混入餃子騒動であった。
何が起きるか分からないのが今の中国なのだ。
強烈な経済成長が猛烈な経済格差を生み出し予測出来ない歪みを露呈する。
今更何を騒ぐ、との感も無くはない。
鶏肉だって納豆だって構わず口にしてきた日本人ではなかったか。
節分競馬である。
「鬼は外、福は内」は誰しも望むところだが、博打屋としては「外れは外、当たりは内」と景気良く「金まき」といきたい。
「鬼やらい」と云っても分かる人は少なかろう。
古く中国では「鬼」は疫病等をもたらす悪鬼とされていた。
早朝多くの人から東京競馬中止の連絡を頂いた。
一夜明けると白銀の世界。
東京のこの景色は捨てがたいが、競馬にとって犠牲は大きい。
昨夜、真面目に予想をし、展望だけは早目にブログアップしたのだが、その真面目さが、雪を招いたか。
くっきりと富士山が浮かび上がり、雪上がりの空は蒼さをまして美しい。
1時間遅れの代替え競馬。
通常出勤すると芝コースの雪掻きの最中。
非常時シフトは出来ているにしても、よくぞ人海戦術が敷けるものと感心する。
不凍液使用だから見た目ほど馬場は重くなさそうだが騎手に聞くとグチャグチャらしい。先に行く馬狙いが正解。
11R淋しい観客。昨日来て足止めの関西馬を割り引いて買う。トウショウギア、ワイルドワンダー、トラストジュゲム、トーセンブライト、シンボリグランのボックス。
何のわだかまりもなく広く平らかな心、と広辞苑にある。
相撲協会の要職に就いた貴乃花のセリフに出てくる四字熟語。
博打事には殊更求められる格言だ。
「中央競馬に預けた馬主さんはやはり中央で走らせたいだろ。何も地方の舞台で走らせなくったって」
10年も前にそう言って交流レースに消極的だった知人の調教師が珍しく6日船橋競馬の交流に馬を使う。
立川競輪場から駅へ向かう道すがら、住宅地に迫り来るビルラッシュの陰の僅かな地域に、やがては押し潰されそうな、僅かばかりの商店街がある。
駅周辺の目覚ましい都市化に比べ、嘗てはさぞかし賑やかな歓楽街であったであろう、懐かしい匂いを残すその一角に、上り旗を旗めかす芝居小屋がある。
ビアンコ、グリシーナ。
この繁殖牝馬の配合を前回のブログで書いた。
熟慮(?)の結果お婿さんが決まった。
ホワイトマズル、スリリングサンデー。
2頭の婿は決まったが、どう組み合わせるか一考の余地はある。
3R ローンウルフの出来がいい。マッシュアップの残り目狙い。
「多分ね、降るには降るだろうが中止にはならんよ。馬券は当たらんが、天気予想だけは確かじゃ」
昨土曜、知人たちが京都中止の報を受けて日曜開催を危ぶんでいたところに出した博打屋の結論であった。
怪しくはあったが、最終レース前まではさほどの気配はなかった。
なんと21年振りの2週連続開催中止だと云う。
「この日を見込んでの事だったのか」
と納得させられたのが、この異常事態。
先週中止の時、代替えは何時?と気をもんだ。
4Rせん馬にしたくらいのうるさいヒシバトル。乗り方に注文つく騎手泣かせだが、今日は何時になくうるさい。吉と出ると方に賭けたい。
8R,人気馬がこぞって不安5枠2頭が穴。
冷たい氷雨に包まれた「愁思符庵」で、アンニュイな週明けを迎えた。
火曜が全休日となり、先週に引き続き追いきりが木曜になる馬屋社会も大変だ。
そんなことを思い今日の商いを浦和競馬に決めて奮い立ったは良いが、ふと手持ちの金の乏しさに気が付いた。
土曜健闘、月曜不調の悪パターン続きがジワリとこたえる。
爆弾低気圧。
なんとも物騒だか、この寒さにピッタリの言葉。
暖冬に慣れきった東京人にとって、当たり前の寒さが異常に感じられる皮肉。
昨夏の暑さといい、今冬の寒波といい、環境は確実に異変の臨界点に向かっている。
好天ながら寒風が肌を刺す常磐線各駅停車の旅。
14日「情人節(バレンタインデー)」に縁のない博打屋は東京を離れ、しばらく訪ねていないビッグレッドファーム鉾田に旅立った。
土浦を過ぎると車窓の風景に茨城らしさを感じる。
辺り一面蓮の水田が広がり、この地が蓮根の産地であることを知らされる。
マイナス6度。
鉾田の朝はかなり寒い。
陽が上ると、ぽっかりと森の中をくり貫いたように広がる坂路コースの上空を、真っ青な空が覆う。
昨年12月から稼働を始めたビッグレッドファーム鉾田を訪れた。
空の青さと明るい日差しについ騙されそうになる冬型低気圧。
競馬場から望む白富士が気高くそびえる。
手前の丹沢山系なんて冠雪の白さが違う。
富士の露払いにしか過ぎない。
6R人気のダイワジャンヌの見た目は決して良くない。久々の馬なら他に触手が伸びる。500勝に王手の小野次郎のサマーレプタンサ、ディーエスファジーに波乱の香り。
8R,やっと良くなってきた、と言う的場師の言葉通り、キョウエイタキオンが良さそうだ。2枠2頭が相手。
東京マラソンの日に合わせたように、競馬場でも、二番目に長いダイヤモンドSが行われる。
人間のレースはバナナを一杯用意して大盛況だ。
早々と知人が申し込んだが除外されたそうだ。
都内の交通規制の方が競馬に来る人にとって心配だ。
5R 新馬戦だからなんでもありだが、4R藤沢厩舎・安勝コンビの一本かぶりのクリスタルウイング。スローの新馬戦であの位置はないだろう。どんな脚使っても間に合わない。勝とうと言う乗り方にも見えなかったが。ここも藤沢サイレントフォースのかぶり。北村がどう乗るか。カネスラーナ、ブルームシチーがいい。
6R ドリームスカイラブはデヒュー前の稽古で柴田騎手をふり落とした気難しい馬。相性が心配だが先に行けばしぶとい。シンワラブ、レオソリスト、ダイワランスロットが相手。
受験シーズンである。
知人が馬鹿馬鹿しい歌を口ずさむ。
「お守りがわりと一本毛を抜いて、紙に包んで持たせてくれた。『受かるといいね』と微笑んだ。あなたの御利益信じております、湯島のホテトル」
商い先は決まった。
大井競馬9R,トーホウカムカムのリベンジである。
思えば1月15日。「惜別競馬」と題してこの馬に賭けた。
残念ながら見送ることにする。
少しだけ寒さが緩んだ。
「毛」が欲しい、と書いたら「毛蟹」が届いた。
チト違うんだがな、と思いながら毛をむしり紙に包んでみた。
短いうぶ毛のようで頼りない。
これじゃ益々ドツボにはまりそうだ。
「知り合いの知り合いがアルカイダ」
馬鹿な事を言った法務大臣がいた。
その伝で言うなら
「知り合いの知り合いが、寝てる看護師のお尻に注射して狼藉を働き捕まった」
と言う事になる。
何が起きるか分からない。
締め切り過ぎた原稿を書こうと殊勝にも早起きしてパソコンに向かい、意を決してスイッチを押すと、いつものメロディーが流れない。
不吉な予感。
愁思符庵」の庭は春の兆しに溢れ始めた。
出掛ける庵主を芳香で見送ってくれる。
「お前さん、タマはあるのかい?」
火打ち石をカチカチと叩いて身を安じる恋女房。
2R1番人気リーサムクラウン は木幡騎手が乗っていた。背景は分からぬがラヒットヒビキで大人しく負けるわけにもいくまい。共倒れしなきゃいいが。
京都7Rドットコムのダート戻りに期待する。ドリームマイスターと五分。
東京7R。リーズレセプション、エバンジュリスト、トーセンマンボの争い。
11R 風雲急を告げる寒波に何やら波乱の余丁。ルルパンブルーの煩さが吉と出るか。リトルアマポーラ、ラルケット、ラウ゛ドシャンクシーがいい。
12R マキバスマイルは2着は外すまい。相手にピサノ、マルブツ、エターナル。
春一番にしては可愛いげのない寒さである。
東京上空は強風に見舞われ、茶色に霞んでいる。
ダートのG1、フェブラリーSを象徴すべく黄砂の襲来だ。
電車は軒並みダイヤが乱れ、競馬場へも出遅れた。
5Rキタノオーロラが動きそう。
9R サクセスブロッケンが真価を問われる。締まったら馬体は増えた体重を気にさせない。ただここはセレスハント、ナンヨーヒルトップのキャリアが優るかも。ダイワマックマンを加えたボックス
11RフェブラリーS。ウ゛ァーミリアンに逆らうのは無理筋か。ドラゴンファイヤーはギリギリの仕上げ。狙いたい。メイショウバトラーよりトウコン。フィールドルージュは抑え程度。
月末週を迎え、毎度の悩み。帳尻会わせに忙しい。
ウ゛ァーミリアンには観念して、3連単の頭固定馬券を作って保険を掛けたが、余りにもロングプライド、ドラゴンファイヤーに色気を持ちすぎ、ブルーコンコルドを2着に入れきらなかった。
終わってみれば美味しい3連単と思うが、ロングプライドのスタートの安目が最後に堪えたのは不運。
遂に歩く度に本やら新聞やらの山が崩れ落ちる「愁思符庵」の荒れようだ。
片付けといっても、右の物を左にし、上の物を下にする程度の気休め。
抜本的には捨てないと片付かない。
「もったいない主義者」
の泣き所である。
天気晴朗なれど波高し。
商いとは程遠い懐で、強風の多摩川競艇場に出向いた。
1Rに桑島和宏が出場している。
先日父親の桑島騎手に見に行きますよ、と話した以上1年経った若者の走航をこの目で確認しておくのが筋。
久々に1R前からの入場。強い向かい風が吹き水面はキラキラと波打っている。
「恋猫」と言うのはこの季節の季語だそうだ。
文字通り猫の恋の季節。
「愁思符庵」近くの通称シロは半飼い猫でかなりの年増であるはずだがつい最近までお腹を膨らませていた。
余り愛想は良くないが、さりとて人を嫌う訳でもない。
うるう年の一日は果たして得なのか損なのか?
大雪で始まった東京開催は散々な収支を博打屋にもたらした。
予定外の負債が暫く博打屋を苦しめそうだ。
偉く損をした気分だ。

1949年広島生まれ、中央大学文学部国文科卒。コピーライターを皮切りに、広告制作、音楽事務所経営、ルポライター、競馬雑誌編集長を経てフリーに。全国の競馬場に出向き、競馬に関わるエッセーを雑誌等に寄稿。著書に「馬券で喰ってどこが悪い」等。
このブログに関する感想・お問い合わせは下記のメールアドレスまで送信してください