梶山徹夫の馬券生活 - 愁思符庵日記 -

本物の博打屋が送る競馬ファン必読の競馬ブログ

2008年02月13日

『情人節・イブ』

爆弾低気圧。

なんとも物騒だか、この寒さにピッタリの言葉。

暖冬に慣れきった東京人にとって、当たり前の寒さが異常に感じられる皮肉。

昨夏の暑さといい、今冬の寒波といい、環境は確実に異変の臨界点に向かっている。

我が「愁思符庵」も超自然換気の中で忍耐の暮らし。
エネルギー対策に貢献している。

いつのまにか片付けられない症候群の仲間入り。

歩く度に崩れ落ちる本の山に嫌気がさす。

あれほど掃除好きがとんとズボラになってしまった。
「男やもめにウジがわき」とは良く言ったもの。

自分とは無縁と思っていたのだが。


散乱する書物の中で、昨夜は自炊。
有名シェフのカルボナーラのインスタントに挑戦。

超手抜きだが、味が少々変。
賞味期限を見ると2005年3月。

なるほど、と一瞬躊躇したが生体実験決行。

この手の論争に博打屋が断!と意気込んだか、何より食べて美味しさがない。

半分食べて断念。

ビオフェルミンを飲んだとは云え、今日異変はない。
我が冷蔵庫にはこの手の食材が詰まっている。

5年前に貰ったバレンタインチョコレートだってそのまんま。

以後のものが無いのはチト寂しいが、思えば今宵はバレンタイン・イブ。

1958年、メーカーの「メリーチョコレート」が販促用に考案したのが始まりで、れっきとした日本生まれの慣行。

女性から男性に贈るのは本家日本と韓国。

勿論義理チョコは韓国ではやらない。

香港、中国では男性から女性へ贈るものとして定着している。

アジアキャンペーンは「情人節」と呼ばれている。

何だか良い呼び方ではないか。

今宵13日、誰からの物だか記憶にもないヴィンテージ義理チョコをかじりながら「情人」を思い出してみよう。

月曜(11日)、騎乗を終えた木幡騎手が自転車の荷台にプレゼントを乗せて調整ルームへと急ぐ。

「何だ、チョコか?」

「だよー、羨ましいかー」

「貰えるうちが華だぞー」

「分かってるって、俺、冬場は冬眠なんだ。もちょっと待って」

まんざらでもない顔つきで消えていった。

博打屋はこの騎手のスタートを評価しているし、人気薄の3着取りは馬券的魅力大。

いつも人気以上の着順を目指す騎乗は好感が持てる。
すでにベテランの域。

冬眠から早く目覚めて、持ちきれないチョコを貰える騎手になって欲しいものだ。

「情人」
今宵この言葉が麗しい。

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2008年02月13日 23:15に投稿された記事です。

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梶山徹夫プロフィール

梶山徹夫

1949年広島生まれ、中央大学文学部国文科卒。コピーライターを皮切りに、広告制作、音楽事務所経営、ルポライター、競馬雑誌編集長を経てフリーに。全国の競馬場に出向き、競馬に関わるエッセーを雑誌等に寄稿。著書に「馬券で喰ってどこが悪い」等。

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