梶山徹夫の馬券生活 - 愁思符庵日記 -

本物の博打屋が送る競馬ファン必読の競馬ブログ

2008年02月15日

『快晴・鉾田坂路』

マイナス6度。

鉾田の朝はかなり寒い。


陽が上ると、ぽっかりと森の中をくり貫いたように広がる坂路コースの上空を、真っ青な空が覆う。


昨年12月から稼働を始めたビッグレッドファーム鉾田を訪れた。

昨秋以来だが、あのダム工事かと思えた現場が、今や立派な坂路コースとして完成し、厩舎やウォーキングマシンには馬の姿がのぞめる。


巨大な調整池を取り囲むように、1000メートルの坂路が、高低差21メートルを描きながら右回りに伸び、最大勾配5、76%を登りきる。


冬枯れの雑木林を背景に、まだ生えきらない芝をいただいた土手は未だ寒々しい光景だが、新緑の頃の美しささは想像に難くない。


北海道から送り込まれたスタッフなどを含め10人がトレーニングにあたっている。

既に鉾田経由の馬の勝利も見られ、関東屈指の坂路仕込みの成果が期待を集めつつある。


この日(15日)、7名のスタッフが、午前4鞍、午後2鞍の調教にあった。


78馬房に現在54頭が入厩、各馬に合わせたトレーニングが施されている。


折しも、マイネルのクラシック候補マィネルチャールス、セゾンRHの候補ドリームシグナルの2頭もこの地で来るべく弥生賞、スプリングステークスに向けての調整に余念がない(写真左チャールズ、右シグナル)。

200802151232000.jpg

両馬ともバネのある素晴らしい乗り味と担当者もぞっこん。


チャールズの総合力とシグナルの切れ味。

クラシックに最も近い2頭と期待を隠せない。


ひと鞍50分程度の稽古、その間終わった馬たちは5基あるウォーキングマシンで汗を流す。

張りつめた空気のなかで人馬一体の時が流れる。


鹿島灘からの潮風と、メロンを育む陽光の中で、鉾田坂路の調教馬たちが、あっと言わせるシーンがこの春見られるであろうことは、博打屋にとっても目の離せない事態であろう。

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2008年02月15日 18:26に投稿された記事です。

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梶山徹夫プロフィール

梶山徹夫

1949年広島生まれ、中央大学文学部国文科卒。コピーライターを皮切りに、広告制作、音楽事務所経営、ルポライター、競馬雑誌編集長を経てフリーに。全国の競馬場に出向き、競馬に関わるエッセーを雑誌等に寄稿。著書に「馬券で喰ってどこが悪い」等。

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