『黄砂襲来』
春一番にしては可愛いげのない寒さである。
東京上空は強風に見舞われ、茶色に霞んでいる。
ダートのG1、フェブラリーSを象徴すべく黄砂の襲来だ。
電車は軒並みダイヤが乱れ、競馬場へも出遅れた。
そこそこ豪華なメンバーだが、ドバイ壮行レースとしたい、或いはなるであろうウ゛ァーミリアンの統一ダートG1、4連勝が最大の焦点。
鞍上の武騎手も21年連続のG1勝利がかかる初戦だ。
舞台は揃っているが、はい強いですよね、と言ってこの馬から買うほど博打屋は素直じゃない。
直前の川崎記念の取り消しはフィールトルージュに塩を贈る結果になったが、予定変更は緻密な青写真があったなら、少なからず負の要素。
マイル戦のペースに対応出来るか。
重箱の隅をつつくようなケチの付け方だが、博打屋は逆らう。
どちらが強い?
の問いに、ワンツーだ、と笑う久保田師の2頭、ワイルドワンダー、ドラゴンファイヤー。
期待なら後馬だろう。
ペリエに替わったロングプライド、福永のメイショウバトラー。
博打屋の馬券はこの辺り。
砂塵の中で朝2レース、行ったもの勝ちのレースが続いている。
