『さらば、如月』
うるう年の一日は果たして得なのか損なのか?
大雪で始まった東京開催は散々な収支を博打屋にもたらした。
予定外の負債が暫く博打屋を苦しめそうだ。
偉く損をした気分だ。
たった一日だが、長く厳しい如月だった。
駄目を押すように風邪が悪化。
鼻、頭痛、熱に悩まされさしもの博打屋もダウン。
悪いことに浮き世の義理が重なる。
かねて予定の法事に鎌倉まで出掛けた。
気候の穏やかさに世の中年たちがこぞって鎌倉へとなびくのであろう、驚く人出。
うるう年29日が命日やら誕生日の人はどうするのだろう。
気を利かせてずらして申請するのだろうか。
無理して出掛けたのには訳がある。
今読みかけの吉本隆明「真贋」には浄土宗、浄土真宗に触れられている。
鎌倉には浄土宗の大本山光明寺があり未だ訪れたことがない。
博打屋の好奇心が騒ぐ。
なるほど鎌倉最大という山門も素晴らしいが「三尊五祖の石庭」も落ち着いていい。
然阿良忠の開山、開基は4代執権北条経時と言う。
この庭を眺めながら風邪薬の睡魔に負けたのがいけなかった。
日差しの中でうたた寝をしてしまった。
川崎競馬、花月園競輪、多摩川競艇の商い場所を放棄してのうたた寝。
博打屋も焼きが回ったか。
待望の月変わり。
ツキで博打をやっちゃぁいないが、まあ熱を押して弥生の中山に望みを託そう。
一週遅れのデビューとなったリワードモンシェリー。
新馬戦だが狙ってみたい。
もっとも、熱が下がって中山に出陣出来ればの話だが。
