『春旬・のらぼう』
「のらぼう」が旬だ。
我が「愁思符庵」のある多摩地区特産の春野菜である。
博打屋もこの地に越して来て知った。
テレビ等で旬の春野菜として紹介され、近年知る人も多くなった。
菜種油を採る菜の花の原種であり、かつて農家の人が畑の隅に自分たちの食用分として作っていたものが人気となった。
向かいの農家さんの無人販売棚に並び始めた。
この味を求めて都内ナンバーの車も増える。
菜の花の味だが、葉は癖がなく甘味さえある。
昨日(18日)朝、早速買い求め、サッと茹でて食べた。
ウグイスの声のする庭で旬を堪能。
予定の静岡、駿府ダービー行きを断念した余暇の賜物。
商いは京王閣場外。
陽気に誘われてか中々の人出。
烏山の菊地氏は初日はケン(見物)、二日目もケン、場合によっては三日目もケン、と配信してきた。
あの阿佐田哲也氏もそうのたまっている、と。
う~ん、それも然り。
だが、博打屋は日銭商い。
明日の前に今日を積み重ねなきゃならん。
もっとも、車券的にはケンに近い額しか打たない。
いや、打てないのだが。
競輪は風を切る競技。
選手は風の抵抗と闘う。
ならば博打屋は金の抵抗と闘うのだ。
10R,3車の落車ながら本命村本、海老根で無事ライン決着。
3連単820円と云うのだから、競輪の堅さと云うのは恐ろしい。
切ない配当に損をしなかった事に安堵。
儲ける賭け方が出来ない以上、負けに等しいか。
11R、山崎芳仁、伏見俊昭人気ライン対抵抗勢力。
博打屋の選択はこのラインに山田裕二を絡めた3連単ボックス。
山崎は4回転大ギアで今や輪界を代表する選手。
競輪を見ると云うことは、山崎を見ると云うことに他ならない、という時代だ。
この選手がどういう走り、組み立てをするかを見るのは、競輪を知る良い教材となる。
それはつまり、岩田や安勝といった地方から参入してきた騎手が、どう乗りこなしているのかを見るのと同じで、レースそのものの研究だ。
162人のS級の頂点に立とうかと云う選手が、咋暮のグランフリと同じく伏見を従え、同じ轍は踏むまい。
しかし、彼の大ギアは危険を含む。
事実、このレースも踏み出しが遅く、博打屋も一瞬敗けを覚悟した。
しかし、さすがの怪物。
捲りきってくれたが、2着が伏見と山田の微妙な争い。
山田が割り込んでくれたお陰で3連単7370円は味な配当。
結果オーライだったが、山田の食い込みを許したのは、あの一瞬のドキリものの仕掛けのツケだと博打屋は検証した。
さて、今日の商いは?
豪華メンバーのダービーを捨てて浦和競馬の桜花賞か。
毎年桜の苗木を貰う。
昨年の山桜は知人のベランダの鉢植えで育っている。
スリリングサンデー産駒インカローズに注目したい。
知人の馬主・田中晴夫氏の繁殖にスリリングサンデーを推奨した手前、その動向は興味深い。
賢弟、賢妹のダイワメジャー、ダイワスカーレットの活躍で急遽種牡馬人生が巡ってきたこの馬は、自身の中に埋もれた血を仔たちに伝えるであろう。
マダムルコント相手では馬券的に春先の牝馬のレースらしからぬかも知れないが、別路線のハタノギャランに逆転の目があるくらいだろう。
