梶山徹夫の馬券生活 - 愁思符庵日記 -

本物の博打屋が送る競馬ファン必読の競馬ブログ

2008年03月20日

『春分寒話』

とんだ春分の日となった。

昼夜の時間がほぼ同じになる日だが、冬に戻った。

予定が全て狂い、思わぬ晴耕雨読。

昨日(19日)をしみじみ読み返しだ。

やはり貰ってきてしまった。

浦和競馬場、桜花賞で配る桜の苗木だ。

植え場所に困るのは分かっているのに、つい欲しくなる。

愁思符庵に植える庭はあるが、もし出ていく時には処分せざるを得ない。

借家人は退去に際しては原状回復しなければならない。


可哀想だが鉢植えにする。

その桜花賞前。

知人の馬主にバッタリ。

どこまで強くなるか分からない、と云う自信たっぷりの入れ込み。

前走川崎で楽勝して来ている。


マイナス23キロの馬体は決して不安材料ではなかった。

相手も1番人気馬で良かろうとバドックでは一騎討ち結論。

しかし、だ。

事実は思い込みより正直。

スピードが違うと親馬鹿丸出しの馬主と一緒に返し馬を見ていると、近くのファンが、23キロも牝馬が減らしたんじゃ、なんぼなんでもキツイよ、人間だってそうだっぺや、と話し合っている。


違うよ、前走が太目だったの、それで楽勝よ、と馬主の話を聞いていただけに、シメシメこれで人気が落ちれば美味しい、とほくそえんだ。


しかし、結果はそのファンの見立て通り。

敗因は多々あれ、早目先頭で直線もたず4着。

1番人気馬も3着で波乱の結末。

一銭にもならず、桜花賞資金を半減してしまった。


その桜花賞、注目のインカローズは2着。

パドックではややゆるく見えた。

080321.jpg

残念ながら相手を絞り過ぎ馬券を外した。

予定外のレースの痛手が馬券を小さくしてしまった。

何が災いするか分からないのが博打屋の現場だ。

勿論、この逆もある。

全てが、時の運なのだ。


寒い春分の日、気になる駿府ダービーに京王閣へ出向いた。

厳しい二次予選と雨のせいか、落車続出でファンもあきれ顔と深いため息。

博打屋も手出ししたレース全てで落車。

やる方ないムカつきで迎えた最終R。

神山雄一郎ラインを避け稲垣、前田ラインを選択。


ゴール前、前田、稲垣の微差ゴールの後ろで神山、西川が3着争い。

次の瞬間、神山がよろけ落車。

西川のゴールと、落車した神山の車体が並んで入線。

嘘!またか!

博打屋の3連単は神山ならある。

しかし、審議対象は神山。

ツイてないな、と諦めていたら、おとがめ無し。

しかも、滑り込んだ車輪が西川の車輪より微差先入。

競輪は落車しても、体ごと滑り込めばセーブなのだ。

冷や汗ものの3連単7110円。

西川なら倍以上の配当だったらしいが、博打屋はない。

このところ、落車続きで競輪のつまらなさを感じていたが、辛うじてその興味を保てた。

それにしても、博打はすべからく虚しい。

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2008年03月20日 23:08に投稿された記事です。

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梶山徹夫プロフィール

梶山徹夫

1949年広島生まれ、中央大学文学部国文科卒。コピーライターを皮切りに、広告制作、音楽事務所経営、ルポライター、競馬雑誌編集長を経てフリーに。全国の競馬場に出向き、競馬に関わるエッセーを雑誌等に寄稿。著書に「馬券で喰ってどこが悪い」等。

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