梶山徹夫の馬券生活 - 愁思符庵日記 -

本物の博打屋が送る競馬ファン必読の競馬ブログ

2008年03月21日

『賭場無宿』

天気に左右されるとは、博打屋も焼が回ったか。

一度は出陣しようと思っていた駿府ダービー。

天候と連日の落車で、博打としての興味に欠けた。

あくまで推理に楽しみがあるギャンブルで、無事に推理の代償が得られる事は希にしかない。

それはどのギャンブルにも言えることだが、自転車での接近戦だけに、一度落車があれば後続は巻き込まれ、全てがグシャグシャになる。

推理の及ばぬ結末が待ち構えるからギャンブルなのであるが、それは事が無事遂行されての話。


波乱をこう言うアクシデントに頼らなければならないのもファンが増えない要因の一つだろう。


このギャンブルの宿命と云うものかも知れない。


如何に主催者の意図がはっきりと読め、お誂え向きのメンバー構成であろうと、結果は思惑以上の冷徹さを見せる。

今日(21日)一番のサービスレースと目された10R。

地元新田康仁は、絶好の機関車菊地圭尚を得て、無事準決勝へ進んで下さい、と云うレースと、チョイ競輪をかじったファンならしたり顔で云う。


どのギャンブルでもそうだが、衆目が容易く読みきれるレースほど、博打の神が悪戯心を呼び起こす。

ギャンブルを甘く見るなよ、と。


佳境に入った静岡を切り捨て、中山に博打心を切り替える。


不可抗力のアクシデントは競馬にも付き物だが、あまり巻き込まれるケースは少ない。

ただ、スタートにおけるゲート内膠着やら、落馬やら、出遅れやら、些か博打としては理不尽なこともある。


サンアディユのゲートなどは人的な手違いに依るところも否めない。

如何なる要因があろうと、サイは投げられたのである。


問答無用の世界、それが博打である。


スプリングSについては明日を待とう。

土曜の注目は6R、ゴールドストレイン とグランシュウ゛ァリエ。

前馬の馬主鈴木芳夫氏が浦和で会った時、調教タイムを見ながらため息。

こんなに動くのに何故なんだろうね、とこの処のレースに行っての手応え無さにぼやき。

博打屋には成長分の体からもう少し油が抜けきらなければ、と見ていた。

汗を掻く季節になると変わってくると思う。

昇級だった前走を、スタートで安目を売ったグランシュウ゛ァリエ。


蛯名騎手の1ゲートは、その時点でこうした結果は予測出来た。

鐙の短さにこだわる以上、彼のスタートには危険が付きまとう。

しかし、初戦の内容から十分チャンスはある。

ダートに戻したメイショウドレイクも見てみたい。

8R グラマトフィラムも先行すればチャンス。

9R アイリッシュホークはセゾンの井出君お薦め。スプリンターズSのドリームシグナルの露払いをするであろう。


博打場を競馬場に戻す週末だが、心は無宿。

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2008年03月21日 22:10に投稿された記事です。

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梶山徹夫プロフィール

梶山徹夫

1949年広島生まれ、中央大学文学部国文科卒。コピーライターを皮切りに、広告制作、音楽事務所経営、ルポライター、競馬雑誌編集長を経てフリーに。全国の競馬場に出向き、競馬に関わるエッセーを雑誌等に寄稿。著書に「馬券で喰ってどこが悪い」等。

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