梶山徹夫の馬券生活 - 愁思符庵日記 -

本物の博打屋が送る競馬ファン必読の競馬ブログ

2008年03月28日

『猫、お前もか』

昨日(27日)の彷徨には幾つかの収穫があった。


五日市線、秋川駅のホームで帰途につく博打屋を見送ってくれたのは、ホームに佇み線路を見つめている猫であった。

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「おい、早まるな」

「ほっといてよ」

桜に浮かれる人間どもには分かり得ない猫の憂鬱もあるのだろう。


「金以外の相談なら俺に言っとくれ、力になるよ」

「何よ、役立たず」


電車の気配で素早く退散するそのお腹は、心持ち膨らんでいた。


その少し前、駅前を探索しラーメン屋の多いのに驚いた。

去年は見掛けなかった店に入り運試し。

「美豚」と書いてBi-Tonと読ませるこの店のつけ麺は当たりであった。

太麺が絶妙。国産小麦粉の熟成多加水麺がいい。

半年前に出来た店だと言う。


滅多に出くわさない好みの味に出会え、開店休業の博打屋にささやかな喜びを与えてくれた。


月末と週末。

悩みは明確、金が要る。


猫の憂鬱に比べれば、博打屋のそれなんて他愛もない。


金が全てを解決してくれる。


言っちゃ悪いが、金で解決出来る悩みなんて、悩みの内じゃない。

昨日の猫がそう言っていた。


立川で添田広福が走っている。

山崎芳仁の師匠である。

気になった理由はひとつ。

6月19日が誕生日と言うこの選手は、今年50歳を迎えた後のいわき開催で引退を表明している。


彼の走りを生で見るのは最後であろう。(2番車)

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博打屋と同じ誕生日と言うだけで気になった。


弟子に輪界を背負っていく山崎を得て、選手冥利に尽きるのではあるまいか。


この日もう一人引退表明している選手がいた。

木内隆哉39歳。

怪我との闘いに燃え尽きたと言う。

ファンの熱い声援を受け、初日1着、78万車券の立役者を演じた。


児島競艇総理大臣杯の行方も気になるが、初日の印象は松井繁が良さそうだ。


注目の高松宮記念は明日に触れるが、土曜の日経賞は長休明けのココナッツパンチが鍵。

古馬戦線に4歳馬の新勢力が待たれるが、タスカータソルテ共々その資質はある。


桜ボケと我慢の週であったが、商いの正道に戻ろう。

週明けは魔の月末、家賃日だ。

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2008年03月28日 23:27に投稿された記事です。

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梶山徹夫プロフィール

梶山徹夫

1949年広島生まれ、中央大学文学部国文科卒。コピーライターを皮切りに、広告制作、音楽事務所経営、ルポライター、競馬雑誌編集長を経てフリーに。全国の競馬場に出向き、競馬に関わるエッセーを雑誌等に寄稿。著書に「馬券で喰ってどこが悪い」等。

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