梶山徹夫の馬券生活 - 愁思符庵日記 -

本物の博打屋が送る競馬ファン必読の競馬ブログ

2008年04月01日

『卯月・春昼』

表題の言葉は何れも春の季語である。

「卯月」は旧暦4月の異称。昔は4月は夏だった。

新暦になったが、4月の呼び名として使われる。

「春昼」とは春の昼間のこと。

のどかで眠りを誘うような春の昼下がりの様子を言う。


窓越しに見る今日のようだが、外に出ると風が強く肌寒い。


花散らしの風にならなければ良いがと気をもむ。


何を言っても今日は許される日だ。


日曜の競馬で一儲けし、昨夜(31日)大家を訪ね、面倒だから向こう一年分の家賃を払う、なんだったら買い取っても良いと言ってやった。


これで当分月末の脅迫感から解放されるだろうと、高枕の夜だった。


「万愚節」「四月馬鹿」

西欧の風習だから、生真面目な日本人には馴染まないが、他愛ない担ぎ話で他人を騙すのも愉快だ。


ガソリン値下げも実はそうだったりするとお洒落だが。


起源には諸説あると知人が教えてくれた。

聖書の記述書説や労使が入れ替わる無礼講由来説、春の祝い祭り説、16世紀のフランスの暦変更由来説。インドの仏教修行説。


米国ではAipril Fools'dayと言い、April foolはそれに騙された人のことを言うのだそうだ。


博打屋の家賃話には誰も騙されてくれないのが哀しいが、綱渡りで作った家賃代を昨夜届けたのは事実だ。

家賃帳を持って行くのだ。

今時珍しいことをする。

店子といゃぁ子も同然、と迄は言わないが、月一の家主とのコミュニケーション。


昨夜はきな粉餅を土産に貰った。

四月馬鹿の今朝、何はともあれ迎えた「愁思符庵」での卯月をしみじみ安堵しながらきな粉餅を食べた。


日曜12R、飲み代残し、使える1万で5頭の3連複ボックス馬券10通り各千円で望みをかけた。


ゴール前、ファストロック、リンガスファースト、ニシネアンサー がなだれ込もうとしている。


ニシノアンサーの先行粘りだが、5頭に入ってない。


頼む、頼む、人気のオペラブラーボよ!と博打屋は悲痛な思いで追ってくるオペラに祈った。


まだ、神は博打屋を見捨てなかった。

半馬身届いてくれたのだ。

3連複8660円。

嬉しかった。ホント涙が出るくらい嬉しかった。


締め切り寸前、携帯の予想サイトでも配信しているらしい予想家の某F氏が、博打屋のマークシートを覗き込み、ファストロックを塗っているようじゃ外れだよ、下手なんだからまったく、と笑って行った。


それだけに我が目を信じて外さなかったのが嬉しいのである。


博打屋とて、弱っている時の悪魔の囁きには弱い。


何度かこの予想家に囁かれたが、当たることは少ないし買いもしない。


要らないと言った馬に来られることは博打屋にもある。

予想の組み立てや、馬券的妙味から切り捨てなければならないことも多い。


ボックス馬券の利点であるが、これは、と見立てた馬を入れておくことが出来る。


丁度家賃分の配当だったが、3連単6万2790円を思うと、この馬券は正解だったのかも知れない。


つまり、同じ5頭の3連単ボックス各100円なら60通り6千円の出費で6万チョイの戻り。

残った4千円をどう買ったかは別としと、3連複10通り千円なら1万で8万6千円戻りだ。


同じ予算でどの馬券が効率が良いか。

今の馬券はそこまでの判断が求められる。


昨日(31日)は平塚場外を本開催中の西武園に求めた。

桜の西武園は初めてであるが、丁度雨が上がり美しい景色を見た。

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競輪の方にも嵐が吹き大荒れ。

平塚の村上や神山も情けない負け方をしていた。


家賃に手を付けなかったのは男の子だったが、新秋津駅と言うのは実に嬉しい町である。


武蔵野線と西武線の駅間の商店街は一杯飲み屋の宝庫で、もはや都内では見掛けない店が多く、博打帰りに素通りは情けない。


せめて飲み代位は稼ぎたいと意欲を与えてくれる通りだ。


馬鹿も休み休みにしろ、と言う訳でもあるまいが、今日(1日)は船橋競馬、浜名湖競艇を除きギャンブルホリデー。


博打屋も開店休業。

多摩の里の桜でも愛でよう。


よみうりランドの山は今が盛りの桜とレンギョウだ。

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2008年04月01日 13:32に投稿された記事です。

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梶山徹夫プロフィール

梶山徹夫

1949年広島生まれ、中央大学文学部国文科卒。コピーライターを皮切りに、広告制作、音楽事務所経営、ルポライター、競馬雑誌編集長を経てフリーに。全国の競馬場に出向き、競馬に関わるエッセーを雑誌等に寄稿。著書に「馬券で喰ってどこが悪い」等。

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