梶山徹夫の馬券生活 - 愁思符庵日記 -

本物の博打屋が送る競馬ファン必読の競馬ブログ

2008年04月06日

『名牝試練』

昨日のことは昨日。

済んだこと、死んだ子の歳を数えても始まらない。


博打とは不条理の中の偶然に、あたかも普遍の真理を見い出そうとする、凡人の白日夢のようなもの。

1番人気(3.5倍)のベルジュールがゲートを出てすぐに動かなくなった現実を目の当たりにしても、まだ、手にした馬券の不条理に、報い無き真実を模索している自分に気付く。


ああ、やっぱり「振替馬券」が待ち遠しい。


「せめて、事実情報は迅速にアナウンスして欲しいですね。」


昨夜、ある席でご一緒した、グリーンチャンネルのレポーターMさんが仰っていた。


美人の口から正論が飛び出し我が意を得たりの気分であった。


某新人調教師の幅広い人脈作りの一助になれば、と知人の馬主氏が夕食会を催された。


美しいレポーターKさんなど8名の晩餐。


若い調教師の人となりを知ろうと言う馬主氏の人柄もまた良い。


場違いな博打屋をどう理解していいのか、列席の面々の心中がヒシヒシと伝わってきたが、異国のような夜景となった丸の内のビルでの夜は楽しかった。


女性に囲まれたせいか、日曜の朝は阪神の産経大阪杯の紅一点ダイワスカーレットのことが気になる。


近年希なる名牝と言い続けている博打屋だが、さすが、このレースで勝てるか、と聞かれると返事に困る。


予定していたフェブラリーSを目の外傷で回避したのは、この馬の持つ強運かもしれない。


しかし、訳なく陣営が使おうとしたのでもあるまい。

外傷は神の引き止めだったのか、人間への警告だったのか。


歴史はオークス馬ならこのレース縁が深い。


そのレースを回避したこの馬にとっては、人気以上の試練だろう。

メイショウサムソン、アサクサキングスに先着を許すような気がする。

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2008年04月06日 11:02に投稿された記事です。

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梶山徹夫プロフィール

梶山徹夫

1949年広島生まれ、中央大学文学部国文科卒。コピーライターを皮切りに、広告制作、音楽事務所経営、ルポライター、競馬雑誌編集長を経てフリーに。全国の競馬場に出向き、競馬に関わるエッセーを雑誌等に寄稿。著書に「馬券で喰ってどこが悪い」等。

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