『桃梨競演』
ラッキープレゼントのボールが2個も飛んでくると言う二度とない幸運でツキを使い果たしたか、桜花賞典競輪は見事に外した。
荒井崇博と木本賢二の投げたボールだから、この二人の組み合わせ車券にでもなればお洒落だったが、博打はそこまで都合良くない。
山崎時代と言う言葉を誰しもが再確認しただけの桜花賞だった。
連覇だから今さら山崎時代でもないのだが。
期待の佐藤友和は神山の牽制で勝負あり。
その神山雄一郎も悲壮感を漂わせるブロック。
自ら3着すら確保出来ない結果は明らかに衰え。
博打屋はヒシヒシと懐の衰えに怯え帰途についた。
10日は雨で寒さも逆戻り。
震えながら2日目を迎えた戸田グランプリに出向いた。
麻雀パイや自転車に些か疲れ気味の頭をボートで休めたかった。
戸田競艇場の大吊り橋から見下ろすコースは中々他では見られないアングルだ。

こちらも波乱模様。6艇しかいないのによくもまあ此方の舟券を掻い潜って決まってくれる。
今週は受難の週。
毎週そう言っているような気がするが、週半ばの商いは週末の競馬資金を左右する。
阪神の桜花賞は今日(11日)の京王閣決勝、中井達郎次第となるが、11Rの乾準一の何がなんでも先行と言う潔いレースを見るのも競輪の味わい。
ファンの期待通りの役を演じ切るのが競輪選手の美学だ。
この選手にはそれがある。
桜花賞の意中の馬はとうの昔にいる。
クイーンCで見せた馬体減の体に些かの不安を覚えたリトルアマポーラ。
しかし、追い出してからの反応は逸材。
オークス向きかと思わせる中身だった。
そう思わせた馬が桜花賞で先走りすることが多いのも近年の経験則。
クイーンC勝ち馬の桜花賞成績は決して良くないが、2週に渡ってビシビシと追っている稽古なら、馬体も戻っているのだろうし、データは過去のものに過ぎなくしてくれるだろう。
オークスは桜花賞の着順が変わるだけ、と言うのが近年の牝馬クラシックだから、この桜花賞はG1級と言われる器への試金石。
主役不在の今年の3歳戦だが、皆が皆その器でもない。
行きたがり屋のウォーエンブレムの仔2頭がいることで、久しく無くなった魔の桜花賞ペースが出現するかも知れない。
結論は明日にする。
今日(11日)は梨実習。
雨で講習に切り替えだが、博打屋の半農半博打の1日だ。
「愁思符庵」は桃と梨の花の競演。

例え懐は疲れ気味でも、この自然の息吹きがあれば今日一日は生きていける。
