『脱・春眠馬券』
「春眠 暁を覚えず 処々に啼鳥を聞く 夜来 風雨の声 花落つること知んぬ多少ぞ」
朝っぱなから漢詩の勉強だ。
思い出して戴きたい。唐の詩人、孟浩然(もうこうねん)の「春暁」と言う詩である。
蛇足を承知で解説するなら、早い話春は眠いと言う事だ。
今週は正にこの詩を思い起こさせる日々だった。
夜中に風雨の音がし、沢山の花を散らし、朝は寝床の中で鳥の声を聞く。
「花落つること知んぬ多少ぞ」
如何にも漢詩的表現。きっと沢山の花が散ったであろう、と言う言い回しだ。
「馬券当たること知んぬ多少ぞ」
と置き換えると分かりやすいか。
博打稼業は切ないが、「愁思符庵」でこうした朝を迎えられる喜びだけは何物にも代えがたい。
昨日(11日京王閣の庭で見かけた銀杏の木には小さいながら、いっぱしの形をした若葉が芽吹いていた。
結婚祝いのご祝儀だよ決勝は、と囁かれていた高木がその通り勝ったのには複雑な思いだった。
そんな事情でレース運びなど上手くいくわけないが、博打の神は粋な計らいをする。
今朝(12日)は1R知人の馬主氏のアドバンスリバーの遅れたデビュー。
いきなりでは荷が重いかも知れぬが季節の早進行を見ると、休養明け馬や未出走馬の仕上がりは例年より早いかも知れない。
先物買いも念頭に置く必要がありそうな自然の摂理だ。
