梶山徹夫の馬券生活 - 愁思符庵日記 -

本物の博打屋が送る競馬ファン必読の競馬ブログ

2008年04月15日

『はなたらし、代用蜜蜂』

4月も早半ば。初夏を思わせる陽気は、梨の受粉の最後のチャンス。


順延になった梨講習、半農の日だ。


昔は蜜蜂がやってくれていた受粉を、今は人手でやっている。

レンゲ科の植物が生える土地も少なくなり蜜蜂がいなくなったそうだ。

受粉がまんべんに行われないと、果実の形に影響するのだと言う。


雌しべめがけてポンとひと叩き。代用蜜蜂としての役目を果たす。

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花粉は貴重で、ぼんてんに付けた花粉は60個位の花を賄う。


農夫の朝、大仙市の馬主・佐藤氏から「はなたらし・花水木」と言うメールが来た。


「はなちらしの雨」はもうとっくに降ったし、何を今さら、と聞くと、秋田では勝負で負けた人のことを「はなたらし」と言うのだそうな。


ブログの読者だから、博打屋の昨日の文を読んでの感想のようだ。


お説の通り、今の博打屋は「はなたらし」に違いないが、何処からこんな表現が出来たのだろう。


勝負に負けた奴が、涙を流しながら一緒に鼻水を流す様から来たのであろうか。

あたしゃ悪いが、ド貧乏になってはいるが、鼻垂らしてまで泣き暮れてはいない。


武士は食わねど、と言うではないか。


半農を終えて向かうは立川。高知競輪決勝だ。


宮島で開幕の競艇名人戦も視野にはあったが、昨日のマーケッティングを生かす為には立川しかあるまい。


今し方まで、ぼんてんでポンポンとやってたとは誰も思わないであろう立川の売り場で、遠く高知で行われている博打事に神経を集中させている我が身は、如何にも不思議。


いや、そう思うと回りに居る人々とのこの一瞬のすれ違いも、いとおしく思えるほど貴重に感じる。


博打屋だって、このくらいの朝を過ごしてこの場に来ているのだから、それぞれにはもっと違う朝があったに違いない。


聞いてみたい衝動に駆られたが、触れあわないのもまた人生なのだ。


決勝は3連単にしたばかりに大魚を逃した。


車単で万券なら当たっていたが、700万馬券で麻痺したか、大振りに徹して玉砕した。


どこまで続く「はなたらし」なんて願い下げだが、明日からは懐かしの宮島競艇に戻るか地元京王閣か。


嫌いなナイター川崎は木曜に出陣予定。


皐月賞ウィークだが、桜花賞を見る限り、マイネルチャールズには鞍上の不安が湧いてきた。

馬7人3なんて言われた時代もあった。


冗談じゃない、馬はそこまで大差ない。


巡り会う人によって馬生が左右される馬こそいい迷惑。


素材を生かしきれない、プロ達がいることも知らねばなるまい。

桜花賞がつくづく教えてくれたではないか。

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2008年04月15日 21:40に投稿された記事です。

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梶山徹夫プロフィール

梶山徹夫

1949年広島生まれ、中央大学文学部国文科卒。コピーライターを皮切りに、広告制作、音楽事務所経営、ルポライター、競馬雑誌編集長を経てフリーに。全国の競馬場に出向き、競馬に関わるエッセーを雑誌等に寄稿。著書に「馬券で喰ってどこが悪い」等。

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