『山笑う』
東京の桜はとうに終わっているが、福島競馬のモニターを通して見る山々の遠景は正に「山笑う」の盛り。
この地には近年有名になり、訪れる人も増えた「花見山」と言う個人所有の桜名所がある。
桑山だったところに持ち主がこつこつと桜を植え現代版「花咲か爺さん」となった。
先週、ここを見て高湯温泉に泊まり、と博打屋を羨ませがらせた知人の馬主氏。
花粉症がぶり返し帰京してこの方泣いて暮らしているそうだ。
「山笑う」と言うのは、桜が開花する直前の山の風情のことだ。
北国の山野や首都圏の山岳地は今がその季節であろう。
「山滴る」が夏、「山粧う」が秋、「山眠る」が冬。
木々が芽吹き花も咲く、その春の明るさが「山笑う」とは好く言ったものだ。
「博打屋笑う」と高笑いしたいものだが、開店休業状態じゃその芽も出ない。
昨日(16日)は京王閣で観戦に徹した。
暇に任せ場内にある「競輪資料館」を見学。
競輪の歴史がつぶさに分かるソコソコの施設だ。
自転車のルーツとも言える「ドライジーネ」という木製自転車が展示してある。(写真)
1817(文化14)年、ドイツ人カール・フォン・ドライス男爵が発明したと説明にある。
ペタルもクランクもなく地面を足で蹴って走ったそうだ。
とは言え、人類が使ってきた乗り物としては、この時速15キロ程度の乗り物は馬に次ぐ画期的な速さであった。
この原型さえなければ、今日の自転車も無く、競輪も無かったであろう。
素晴らしき発明と言うべきだが、我が身を含めて、競輪場に棲息する人種を見ると罪深き発明と言えなくもない。
今日(17日)の準決勝を強烈なマクリで勝ち上がった前田新(写真)が明日の決勝の注目選手。
神山拓弥、松崎貴久との争いだ。
余儀なく見物に徹した2日間、明日は打って出よう。
もっとも、手持ち不如意に変わりはない。
川崎のナイター競馬に転戦である。
7Rディーズエトワール(写真)、8Rキョウエイアオバの出走だ。
応援馬券に過ぎないが、アオバは面白いかもしれぬ。
博打屋にまだツキの一つも残っていれば、明日の京王閣、皐月賞へと首がつながるのであるが。
