梶山徹夫の馬券生活 - 愁思符庵日記 -

本物の博打屋が送る競馬ファン必読の競馬ブログ

2008年04月19日

『轂雨上がる』

24節気で言うと明日20日が「轂雨」にあたる。

今日19日は雨が残るという予報だが、明日は晴れるらしい。


前倒しの「轂雨」だったが、のろまな低気圧はたっぷりと役目を果たして行った。

「敵は雨のみ」

連日スポーツ紙で強気の発言が目立った松岡騎手のマイネルチャールズには、この時点で黄信号が灯ったことになるのか。


雨以外に負ける要素がない、負ける気がしないと吹いているのだから、その雨の登場で事態は一変。


尤も、日曜の馬場の回復次第だが、たっぷりと水気を吸った芝は土曜に掘り返されるであろう。


完成度の高さは言うまでもないチャールズ様だが、若い騎手がこれ程強気も、長年競馬を見てきた博打屋としては、俄に賛同しかねる。


「敵は我にあり」ではないのか。


「轂雨」と言うのは春の最後の節気であり、百轂を潤す慈雨の季節の事である。

実りの為にはなくてはならない雨であり、種蒔き時を知らせる雨でもある。


この雨の最中、木曜(17日)は川崎ナイターに出陣。


応援した馬は馬券にはならなかったが、久々にベテラン騎手の味な騎乗を見た。


7Rシスターエレキングで先行した桑島騎手はゴール前、猛追してきたサイショワグーに並ばれ一度は交わされたが、つかさず馬を寄せていき、エレキングの最後のひと踏ん張りを引き出し首差勝利した。


引き上げて来た桑島騎手はいきなり「息子がね、浜名湖で勝って今度B1になるみたいですよ」とにこやかだ。(写真)

080419-1.jpg

「いや、宮島の名人戦並でしたよ、今の騎乗」

と競艇話で返した博打屋に

「もう少し頑張りますますかね」と明るい。


宮島では64歳の万谷章が走っている。


その夜、厩舎近くの焼き鳥屋「春駒」でキョウエイアオバの馬主・田中晴夫氏と、去年暮に退職したアオバの廐務員氏と一杯。


32年の付き合いという歳月の深みに流れるものは、相互の人柄以外何物もなかろう。


「決ちゃん」と呼ばれる元廐務員氏は72歳。


定年のない仕事であったが、腰痛には勝てなかったようだ。

手掛けた馬が気になる毎日だという。


金曜(18日)は雨中の京王閣。

打って出るほどの手持ちはなかったが、決勝は車単を押さえ辛うじて首をつないだ。


さて、中山だ。皐月賞は明日にして、今日に賭ける。

グリーンの海老名君が今週は控え目。

福島8Rトゥインクルタイムを穴狙いなら、と耳打ち。


中山1Rは鷹野騎手初勝利のチャンスも、地方騎手上がりの先輩柴山に試練を浴びた。

勝負の世界は厳しい。外野の情や勘ぐりは入り込む余地がない。


2Rはカフェアメリカンから。

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2008年04月19日 10:23に投稿された記事です。

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梶山徹夫プロフィール

梶山徹夫

1949年広島生まれ、中央大学文学部国文科卒。コピーライターを皮切りに、広告制作、音楽事務所経営、ルポライター、競馬雑誌編集長を経てフリーに。全国の競馬場に出向き、競馬に関わるエッセーを雑誌等に寄稿。著書に「馬券で喰ってどこが悪い」等。

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