『府中炎上』
府中の町が燃える日が年に2度ある。
3日から5日までの「くらやみ祭り」と「日本ダービー」の日である。
ダービーは多分に競馬好きの主観だが、祭りは間違いなく府中っ子の血をたぎらせる。
武蔵国の総社であった大国魂神社は、今で言うなら県庁所在地にあたる国府のあったところである。
古くから栄えたこの地は掘ればそこら中から遺跡の出る土地柄。
東京競馬場は武蔵国総社に隣接している荘厳な博打場である。
弥彦神社の冷厳な森の中に弥彦競輪場があるように、神々と博打は近しい関係にあるのだ。
コスモビューファームのスタッフに鈴木秀敏君と言う青年がいるが、この一族は府中っ子で祭りの主役達だ。
去年までは青年部の部長で神輿を仕切る立場であったが、今年はその役を弟に譲ったと聞く。
彼らの預かるのは「御本社」と呼ばれる大国主神子そのもの。
それだけにプライドも高い。
競馬場で見る姿と違い、地元の若い衆という姿でビールを振る舞ってくれたのは去年の事だったが、今年も競馬と重なり、落ち着かぬ日となっているようだ。
彼の縁者に当たる馬主に臼井義太郎氏がいらっしゃる。
10R府中ステークスにサケダイスキを出走させている。
勿論、府中の人で祭りの期間、大国魂神社の境内で飲み屋の出店も出されている。
今日ばかりは、馬券でやられても、神社までたどり着けば、鈴木君の弟や臼井氏に祝い酒をご馳走になれるはずだ。
「サケダイスキ」と叫べばなんとかなるだろう。
その前に自力でなんとか稼ごう。
天皇賞の関東馬には輸送の思わぬ誤算があったかもしれない。
この連休の交通事情の不測の事態は毎年の事。
渋滞に巻き込まれ調子を崩す馬も少なくない。
気配次第で割引も必要だろう。
アサクサキングス、アドマイヤモナーク、トウカイトリックを中心に馬券は買う。
府中2R,待望の乗り替わりシーサンメイを買う。
6R ベストオーカンもチャンスだ。
グリーンの海老名君はスイートピーSのブライダルフェアに権利取りを期待する。
掛かるのが心配らしいがフジキセキだけに要注意だ。
