梶山徹夫の馬券生活 - 愁思符庵日記 -

本物の博打屋が送る競馬ファン必読の競馬ブログ

2008年05月10日

『連休残影』

5週連続のG1戦線の開幕週を控えている。


もう土日かいな?と連休の名残のような週末を迎える。


週半ばの異業種博打での資金補充が思うに任せない金曜日は、あれこれ資金繰りに心を痛める。


今日(9日)は梨講習も無し、なんて駄洒落ている場合ではない。

夕刻からの会食までに知恵を絞って資金調達の手筈を整えなければならない。


幸い、京王閣ナイター初日。奈良競輪「全日本プロ選手権記念競輪」場外も併売。


銀座お上りさんまで商いが出来る。


奈良に行かず京王閣を選んだ小嶋敬二は商い時だが、今日は見れない。


足湯「オーバルの湯」でしばしオヤジ仲間入り。(写真)

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ユルリと明日からの競馬、目の前の競輪に思いを馳せた。


競輪は競馬よりアクシデントが多い。


奈良競輪、優秀9Rで岡部芳幸がスタート直後に落車した。


25メートル線内の落車で再スタートとなる。


この辺りは競馬のカンパイと似ているがチト違う。


競馬はゲートインした後は、ゲートの故障か、余程のフライング以外やり直しはない。


再発走後、荒井の落車はあったが岡部は2着。


波乱は10Rに起きた。6車落車の事故。難を避けたが3車だけが走った。


「障害者スポーツ支援競輪」と言うタイトルの付いた選手権だが、選手が障害者になりかねない。


どの競技も危険と背中合わせだ。


今夕(9日)の会食は知人の馬主、西川氏の中国旅行の報告会。


平山郁夫画伯の中国での芸術展に同行され、国賓扱いの旅をされて来た。


「釣魚臺」と言えば迎賓館である。


そこに滞在し、そこでしか買えない名入り陶器の招興酒を土産に頂いた。


そうそう手に入るものではないことは、本人の話を待つまでもない。


平山郁夫氏の中国における名声は日本人の想像以上。

頂いた招興酒は当分飲めそうにない。飾っておこう。

平山氏と言えばシルクロードだが、博打屋は死ぬまでに一度はシルクロードを旅したい、と言うのが夢であった。


あった、と言うのは、最近作家の宮本輝氏がシルクロード旅の懐古談の中で、もう一度行くかと言われると、NOだと話されていた。


かなり昔のことだが、過酷な旅であったらしい。


劣悪な環境もそうだが、何より人が怖かったと言う。

オアシスと言うのは、砂漠の中の水と緑の憩いの場。


雑多な人種が集まって来るだけに、むしろそのオアシスから遠のくほどに安らぎを覚えたと言う。


なるほどな、と考え直された。


島国日本の柔な博打屋が頭で憧れるほど安全でも楽でもなさそうだ。

それにしても、銀座の帰途終電に近い。


ブログも日付が土曜になってしまった。


シルクロードどころじゃない、険悪な車内の人々。


日本人は何時からこのように他人を思いやる事を失ったのであろう。


銀座の高級上海料理店や高級クラブからの帰途の車内。

この落差に博打屋は苦笑せずにはいられない。


ああいう所で過ごす人は、終電なんかで揉まれて帰っちゃぁいけないのだ。


やはり、博打屋には銀座より「愁思符庵」の便座の方が安らぐ。


哀しいことなのであろうか。

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2008年05月10日 01:18に投稿された記事です。

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梶山徹夫プロフィール

梶山徹夫

1949年広島生まれ、中央大学文学部国文科卒。コピーライターを皮切りに、広告制作、音楽事務所経営、ルポライター、競馬雑誌編集長を経てフリーに。全国の競馬場に出向き、競馬に関わるエッセーを雑誌等に寄稿。著書に「馬券で喰ってどこが悪い」等。

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