梶山徹夫の馬券生活 - 愁思符庵日記 -

本物の博打屋が送る競馬ファン必読の競馬ブログ

2008年05月16日

『白蘭葬送』

「・・藤田の夢を引き継いで行く覚悟です。」


16日午前、しめやかに執り行われた故藤田与志男氏の葬儀で、喪主挨拶に立たれた在子夫人はそう言われた。


真っ白な蘭に埋もれながら愛用の数々の帽子と共にMr.フジタは旅立った。

見送る人にそこはかとない儚さを残す5月の葬送だった。


風邪は悪化をたどり、厳しい週末となりそうだ。


金曜は半農の日であるが予定を変更せざるを得なかった。


梨の袋掛けの実習は、週明けに補講する事にし、博打屋は箱根に急いだ。

「週末はさぁ、新緑の箱根 でさぁ、のんびり温泉に浸りたいじゃない。えっ、何?競馬?何言ってんのさ、あんた今時。まだあんなもんやってんの?」


こんなセリフを何時の日か誰かにぶつけてみたいが、取り敢えず今日明日は博打屋は箱根。


少々訳ありだが、昼間ゴルフ、夜麻雀と言う集まりの夜の部参加の為の強羅行きである。


小田急で箱根までは1時間半位。湯本から強羅のホテルまで30分。


登戸からこの程度で着く。

夕刻、同じように週末を箱根で過ごす「優雅族」らしき旅人やサラリーマンの姿も湯本行きの電車には多い。


確かに東京の奥座敷、来る人は来ているのである。


果たしてこの中に、土日の府中競馬に通勤する「優雅族」が何人いることか。


博打屋は貴重な一人である。


山陰に落ちた夕日の残光が、湯本の山々の緑を赤く染める。


「湯の花温泉ホテル」の露天風呂で命の洗濯。(写真)

200805161814001.JPG

風邪が治るか、悪化するか、麻雀次第だ。

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2008年05月16日 20:08に投稿された記事です。

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梶山徹夫プロフィール

梶山徹夫

1949年広島生まれ、中央大学文学部国文科卒。コピーライターを皮切りに、広告制作、音楽事務所経営、ルポライター、競馬雑誌編集長を経てフリーに。全国の競馬場に出向き、競馬に関わるエッセーを雑誌等に寄稿。著書に「馬券で喰ってどこが悪い」等。

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