『不発弾馬券』
深い濃霧に包まれた箱根芦之湯「湯の花温泉ホテル」の朝だった。
昨日に続き再びリゾート出勤である。
小田原7時6分発新宿行き急行。昨日よりひと電車早い。
新緑のつづら折りを車で縫うと、そこが日本屈指のリゾート地であることを改めて認識する。
こんなところで週末を過ごせたら良いだろうなとため息がでる。
乗った電車が新宿に近くなるにつれ車内は一気に現実的になる。
その現実的競馬だが、今日(18日)は不発弾処理で京王線に乱れが出る。
まだ戦争の遺物があったのかと驚くが、馬券で言えば不発弾ばかりだ。
いや、博打屋の人生は不発弾だらけ。
そろそろ「我が青春の不発弾」の処理にあたらねばならないが、気が付くともうその信管は錆びきっている。
恐らく爆発の可能性はあるまい。
帰国初戦をヴィクトリアマイルで迎えるウオッカ。
ダイワメジャー、アトマイヤムーン、ヴァーミリアンなど、遠征帰りにG1勝ちの前例はあるが皆牡馬。
牝馬のウオッカは大丈夫であろうか。手放しで飛び付けない。
さりとて、ローブデコルテ、ピンクカメオのG1馬は近況がいまいち。
最強の4歳牝馬世代で事足りるレースなのであろうか。
7歳ジョリーダンスじゃ昨年のコイウタ前川清に続く小林薫の芸能界レースになってしまう。それも悪くない。
遅れて来た少女のエイジアンウインズ、ニシノマナムスメの出番はあるか。
フジキセキのエイジアンならコイウタの再現。
リーディングサイヤーのアグネスタキオンに頼るならニシノもある。
騎手にも各々記録がかかる。
武が勝てば牝馬限定G1の完全勝利だそうだ。
エイジアンの藤田はG1 10勝となる。
あれやこれやと女の闘いに悩みは多いが、不発弾処理馬券としてピタリなのはベッラレイアではなかろうか。
オークス2着、G1への不発はこの女が一番根強い。
休み明けだが稽古は充分。
博打屋の不発弾はこの女で爆発させよう。
