梶山徹夫の馬券生活 - 愁思符庵日記 -

本物の博打屋が送る競馬ファン必読の競馬ブログ

2008年05月25日

『雨上がる』

雨に気をもむオークスの朝だ。

「雨上がる」と空を見上げ、つい同名の映画を思い出す。


大雨で渡し船も出ず、渡船場の宿に足止めをくう町人たちの人間模様を、やがて雨が上がり、それぞれが何事もなかったかのように散っていく迄を描いた映画だった。

何日も宿に閉じ込められ、下級層の町人客ばかりの宿は荒んだ空気に溢れる。


そこに泊まり合わせた浪人夫婦。


夫に思いがけない仕官の道が開けそうで、その吉報を待っていた。


皆、路銀も底をつき気が荒れ狂い。


夫は城下に出向き皆の気持ちをほぐす酒盛りの為の資金を捻出してくる。


酒盛りを機に荒んだ客達に生気が甦り、ある者は生きていく自信さえ取り戻す。

やがて雨が上がり、客たちはそれぞれが散っていく。

居残って仕官を待つ二人の元へ役人が来て、不採用を告げる。


夫が城下の道場で、ご法度の賭け試合をしたことが発覚したためだった。


折角の仕官の道を棒にふった事をなじる役人に向かって浪人の妻はキリリと申し述べる。


「夫が何をしたかではなく、何のためにしたかの方が大切なことです。」


博打屋に女房がいたら言ってくれるだろうか?


「夫が何で稼いでいるかではなく、何のために稼いでいるかがたいせつなのです。」


同窓会オークス馬券が決まった。


8人の意見を尊重し、8頭の3連複ボックスを100円、56通り。


この内4頭を選び3連単ボックス100円、24通り。


丁度8千円、一人千円の共同馬券である。


1.4.5.6.8.14.15.18のボックス。


アミダで選んだ4頭が凄い。

1.4.5.6の3連単ボックスだ。

恐らく持ち逃げしたくなるような配当であろうが、上がらぬ雨が不吉な予感さえ与える。


博打屋の本気馬券はリトルアマポーラ軸の予定だ。


雨上がる、になるだろうが馬場は悪い。


パドックが重要になってきた。

このページについて

2008年05月25日 09:41に投稿された記事です。

ひとつ前の記事は「「もう一度」」です。次の記事は「「馬場が味方」」です。

他にも多くの記事があります。メインページアーカイブページも見てください。

梶山徹夫プロフィール

梶山徹夫

1949年広島生まれ、中央大学文学部国文科卒。コピーライターを皮切りに、広告制作、音楽事務所経営、ルポライター、競馬雑誌編集長を経てフリーに。全国の競馬場に出向き、競馬に関わるエッセーを雑誌等に寄稿。著書に「馬券で喰ってどこが悪い」等。

最近の記事

カテゴリー

アーカイブ

連絡先

POWERED BY AI-KEIBA