梶山徹夫の馬券生活 - 愁思符庵日記 -

本物の博打屋が送る競馬ファン必読の競馬ブログ

2008年06月12日

『雨中行軍・船橋』

何処を歩いても紫陽花が鮮やかだ。


箱根のあじさい電車も良いが、井の頭線の沿線も立派なあじさい電車と化している。


「若者に、パソコン捨てて街に出よ、と紫陽花を愛でよ、とは別物じゃありませんか?ついでに、秋葉族が多摩川競艇に集結したら困るでしょ」

先日のブログに対しこう言う感想を戴いた。


博打稼業の非社会性を鑑みれば、博打屋の短絡発言は揶揄されてしまうのであろう。


紫陽花に一時の想いを馳せること位、多忙な現代人だって持ち得ている感性に違いない。


そこに根差した明日の暮らし、社会作りの為に時間に追われ血を流しているようなのだから。

船橋競馬に出向く車中、博打屋に去来する言葉がある。


太宰治だったと思うが、「薔薇一輪の美しさを表現することは、男一生たる仕事に値する。」


中学生の頃出会った感銘を受けた言葉だ。


残念ながら博打屋にはその薔薇も見つけ出せなかったし、美しさを表現する術も身に付けられなかった。


ただ、何とかして美しい物を美しいと伝えられる術はないかと、途方に暮れているばかりだ。


「美しき距離 白鷺が蝶に見ゆ」(山口誓子)

今日(12日)の毎日新聞「季節のたより」欄の句だ。


選者・坪内稔典氏の言葉を借りると、人や事物との「距離」を大事にしたいと思っているとの事。家族や
友人などとの距離は、ベタベタしないでほどほどに離れているのが私には快い、と。


「世界との距離か白バラまで数歩」


選者の句だそうだが、二句とも憎い限り。


心の機微を言い現すなんてまさに男一生の仕事。


網棚の新聞が博打屋を学ばせてくれた。


もっと素晴らしいのが「余録」欄。


長くなるので止めておくが、コラムとはこう書くものだと思わせる。次回に回すが毎日新聞あれば一読を。


本八幡から京成での雨中行軍。


府中開催時に中山くんだりまでしたくないが、馬主氏から2頭出走の電話を戴いたからには出向かねばなるまい。


薄暮競馬、8Rにグリーンカイザー(写真)。9R中央交流にアドバンスキング。

200806121604000.JPG

馬体太い前馬は一息だが、前走浦和でスタート安目売って2着のアドバンスは、中央馬相手でも期待はある。

メンバーはややきつくなったが、アドバンスの馬格とスピードは最近のデザートキングには見られない一面がある。

金になるかならないか、金にするかしないか、そこは博打屋の裁量。

11R 短夜特別(みじかよ)特別にはシンメイレクルスもいる。


10R 武騎手もピンクパンサーで参戦だが、戸崎騎手のジェットコマチはどうだろう。張田ワイルドキャットとの争いが見もの。

雨上がりになってきた。


雨が上がると博打屋の商いは松戸競輪ナイター決勝戦に動く。


松田優一が進出してきた。

伊勢崎を引き出してくれれば美味しい。

加藤慎平相手に二人が絡めるか。

船橋居残りか転戦か。アドバンス次第だが。

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2008年06月12日 16:07に投稿された記事です。

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梶山徹夫プロフィール

梶山徹夫

1949年広島生まれ、中央大学文学部国文科卒。コピーライターを皮切りに、広告制作、音楽事務所経営、ルポライター、競馬雑誌編集長を経てフリーに。全国の競馬場に出向き、競馬に関わるエッセーを雑誌等に寄稿。著書に「馬券で喰ってどこが悪い」等。

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