梶山徹夫の馬券生活 - 愁思符庵日記 -

本物の博打屋が送る競馬ファン必読の競馬ブログ

2008年06月19日

『桜桃忌』

今日(19日)は桜桃忌だ。


太宰治の命日にあたり、三鷹の禅林寺で供養が行われているはず。


大学時代を三鷹で過ごした関係で馴染みが深い。


この日が誕生日の博打屋が太宰になにがしかの関心を持ったのも、こうした縁があったからであろう。

1999年、没後50年で著作権の消えた太宰作品は装丁を変えた形でリニューアルされ、集英社文庫「人間失格」はこの1年間で21万部も売れ、初版からリニューアルまでの16年間37万部を圧倒していると言う。(読売新聞)


新潮文庫では611万部、あの文豪夏目漱石の「こころ」637万部に次ぐ2位だそうだ。


「人間失格」とはいかにもインパクトの強いタイトルではないか。


こんな題名を突きつけられると、誰しも我が身を省みる。


だから本は売れる。


しかし「人間失格」が漫画家の小畑健氏のイラスト表紙でかくも驚異的売れ行きに変貌するとは、博打屋の理解の範疇外の話である。


さて、「人間失格」と聞くと誰よりもドキッとする博打屋は、せめて誕生日のこの日くらいは休業し、生きとし生きる者として我が身の来し方行く末を見つめる時間を持ったのである。


あじさい一色の鎌倉を堪能し、三浦海岸の海を見ながら50代最後の歳を迎えているのである。(写真)

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2008年06月19日 22:59に投稿された記事です。

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梶山徹夫プロフィール

梶山徹夫

1949年広島生まれ、中央大学文学部国文科卒。コピーライターを皮切りに、広告制作、音楽事務所経営、ルポライター、競馬雑誌編集長を経てフリーに。全国の競馬場に出向き、競馬に関わるエッセーを雑誌等に寄稿。著書に「馬券で喰ってどこが悪い」等。

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