『桜桃忌』
今日(19日)は桜桃忌だ。
太宰治の命日にあたり、三鷹の禅林寺で供養が行われているはず。
大学時代を三鷹で過ごした関係で馴染みが深い。
この日が誕生日の博打屋が太宰になにがしかの関心を持ったのも、こうした縁があったからであろう。
1999年、没後50年で著作権の消えた太宰作品は装丁を変えた形でリニューアルされ、集英社文庫「人間失格」はこの1年間で21万部も売れ、初版からリニューアルまでの16年間37万部を圧倒していると言う。(読売新聞)
新潮文庫では611万部、あの文豪夏目漱石の「こころ」637万部に次ぐ2位だそうだ。
「人間失格」とはいかにもインパクトの強いタイトルではないか。
こんな題名を突きつけられると、誰しも我が身を省みる。
だから本は売れる。
しかし「人間失格」が漫画家の小畑健氏のイラスト表紙でかくも驚異的売れ行きに変貌するとは、博打屋の理解の範疇外の話である。
さて、「人間失格」と聞くと誰よりもドキッとする博打屋は、せめて誕生日のこの日くらいは休業し、生きとし生きる者として我が身の来し方行く末を見つめる時間を持ったのである。
あじさい一色の鎌倉を堪能し、三浦海岸の海を見ながら50代最後の歳を迎えているのである。(写真)

