梶山徹夫の馬券生活 - 愁思符庵日記 -

本物の博打屋が送る競馬ファン必読の競馬ブログ

2008年06月21日

『みちのく一人旅』

2008年6月21日、夏競馬福島初日朝、「愁思符庵」は夜半の雨の名残の中で迎えた。


庵前の畑の立葵が雨を吸って蘇えり、博打屋の旅打ちを見送ってくれた。(写真)

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嗚呼、今年もまた長い旅の始まりかと、前厄を迎えたばかりの我が身を鞭打つ旅立ちであった。

「おくのほそ道」の芭蕉はこの時季より少し前に福島を通過していたはずだ。

福島県内での足跡は「白河の関」「等躬(とうきゅう)宅跡」「浅香山」「黒塚」「信夫の里」「医王寺」「飯塚(飯坂)の出湯」「佐藤庄司が旧跡」「伊達の大木戸」がある。


中でもレース名でも馴染みのあるのが「信夫文字摺り」ではないか。


「明くれば、しのぶもぢ摺りの石を尋ねて、信夫の里に行く。・・・」


こう書き出してある信夫の里は福島市にあるが、この「しのぶもじ摺り」の石を訪ねガッカリした様子が書かれている。


つまりその石に麦を擦り付ける者が多く畑が荒らされるので村人が石を転がしてしまい、上下が逆になってしまったと言うのだ。

これには悲しい話がある。

都に帰った想い人を、麦を石に擦り付け浮かび上がる面影で偲んだと言う美女の悲恋。


その話が多くの人々に畑荒らしをさせたようだ。


早いものでそんな芭蕉を思っている内に福島に着いた。


新幹線改札で馬に出迎えられるのもいかにも夏競馬。(写真)

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様子見の初日だが、ポイントは前に行ける降級馬であろう。


8Rキルシュプリューテ、9R ホットマニューバー、11Rオメガエクスプレス、12Rポートムテキ。

函館11Rビービーガルダン、12Rリーズレセプションが事前の予想だが。

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2008年06月21日 10:43に投稿された記事です。

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梶山徹夫プロフィール

梶山徹夫

1949年広島生まれ、中央大学文学部国文科卒。コピーライターを皮切りに、広告制作、音楽事務所経営、ルポライター、競馬雑誌編集長を経てフリーに。全国の競馬場に出向き、競馬に関わるエッセーを雑誌等に寄稿。著書に「馬券で喰ってどこが悪い」等。

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