『これじゃ駄目競輪』
初旅打ちが終わり、ドッと疲れを感じた週明けの月曜(23日)朝、待ちきれず咲き始めた朝顔を眺めながら商いの総括をする。
落馬に泣かされた土曜はボロボロだったが、日曜は何とか凌いだ。
福島について言うなら、やはり、小回り、平坦、右回り巧馬を痛感させられる。
言われる処の夏馬であろう。
今までの走りは何だったの?とガラリ一変の走りを見せる。
更に、4コーナーの位置取りに騎手の巧拙が現れる。
芝の内は見た目にも良くないが、大外回ると間に合わない。
雨が降れば悪化するだろうし、芝の生育との追いかけっことなるだろう。
騎手も如何にもローカル現象。中堅、若手の出番である。
中舘は元より、柴山、小野、石橋などが気を吐いていた。
夏競馬は競馬社会のバランスを計る護送船団興行。
人馬共、全てが一流であろうはずがない。
各々のレベルでの活躍の機会はちゃんと用意されているのだ。
何処であろうと1勝は1勝。賞金も同じ。一流馬休養のこの時期ならではの馬は多いのだ。
いや、寧ろ競馬のトップを支えるこれらの馬たちの立つ瀬を作らなければ、日本の競馬は成り立たつまい。
互助会、護送船団。
響きは悪いがこうした一面が覗くのが夏競馬。
だから人間臭く、情実絡みで夏競馬はおもしろい。
先日書いた「四耐四不」について、知人の結城氏から知恵を授かった。
この出典は清の偉人・曽国藩の言葉だそうで、台湾の蒋介石の座右の銘とのこと。
いつぞや、占い師・細木数子が頻繁に用いていたとか。
一つ勉強させてもらったが、35年パドック派の競馬をやって来た結城氏も、夏場は南関競馬専門で「クラス落ち」の意味を知ったのはごく最近と言うから面白い。
それが分かったならローカル遠征しても大丈夫だ。
その昔、博打屋行きつけの福島高湯温泉の宿を紹介したのはもう何十年前と言うことか。
土曜の赤字を取り戻すべく、月曜の反省をそこそこにし、富山競輪準決勝を立川場外に求めた。
準決勝2レースを惜しい外し方をした最後のレース。
ここは志智・濱口ラインが堅く、誰が3着に紛れるかの推理。
寧ろ、志智・濱口のどちらが頭かで悩むところだ。
博打屋は売れてない濱口頭の志智2着、3着に4人を選んだ3連単を買って見ていた。
レースは読み通りに決まり問題は3着。
松田優一と言う、先日松戸に応援に行き3着失格で失望させた、厩務員の息子が粘っていた。
安い車券だが並んで払い戻しを待つ気持ちは嬉しい。
前にいる親父か1000円の3連単を持っている。
やっと取り戻した、と自慢げだ。
15000円付くんだ、と事前に調べた配当を回りに教えてくれる。
一番売れてない松田の3着だからだ。
ニンマリとして待っていたが、その前に審議のアナウンス。
落車はあったが、どのシーンか分からない。
対象は1着の濱口だ。
やや時間の掛かる間、並んだ人々はああでもない、こうでもないと賑やかだ。
やがて発表。1番選手失格とします、だと。
繰り上がった車券は13万強。
去りがたく呆然とするファン。
博打屋も声が無い。
しかし、だ。
競輪が駄目なのはこの辺りだ。
最終レースでもはや次がない。
審議シーンの映像くらい流せば、ファンにも予測はつく。
判定がどうであれ、待たすだけ待たせ、その間ファンを置き去りにする。
何処がどう審議で、どうジャッジするか、自信があれば公開すべきだろう。
せめて待たせているファンに対するマナーだ。
何時も感じる事だが、如何にもこの辺りがお粗末だ。
主催者とファンの間の信頼関係を作り上げる姿勢の欠片もない。
「決定!」のお上の発想そのもので、誠意がない。
客商売としてのサービスの欠落が、如何に今日まで客を減らし、新規ファンの支持を得られない要因になってきたかを知るべきではないか。
その意味で競輪が一番程度が低い。
ファンの質を高める為には、まず主催者のレベルを高めて貰いたいものだ。
ファンの気持ちが何処にあるか、この事に気付かぬギャンブルは確実に衰退する。
くい止めるなら今が最後だろう。
それにしても博打屋はついてない。
金に縁がないのだろう。
行きそびれた大井ナイターから、知人の馬が3頭各々1.2.3着の成績と馬主から電話。
好配当の追い討ちが、博打屋を腐らせる。
今日(24日)は決勝リベンジ。
志智、松崎に三宅、松田を絡ませた車券でウサを晴らしたいのだが。
何処までも金に縁がないか。
気落ちした昨日の立川シネマ通り。
以前紹介した「立川大衆劇場」の看板が外されていた。
今月の始めに閉めたそうだ。
何だか寂しい。
