梶山徹夫の馬券生活 - 愁思符庵日記 -

本物の博打屋が送る競馬ファン必読の競馬ブログ

2008年06月25日

『二兎も三兎も追いたいが』

定かに分からないが、馬券の共同購入で倍になるからと資金を70億も集めた連中が捕まったと、ニュースを伝えてくれた馬主氏がいた。


博打屋なら3倍にするのに、と返信したが、世の中色々悪事はある。


それにしても、そんな話しに乗る人がいるのも驚きだ。

スポーツ紙の大得意先となっている予想会社の乱立ぶりを見ていても、欲得に駈られて安易な金儲けに飛び付く人が後をたたないのがよく分かる。


予想会社と一緒にすると語弊があろうが、ギャンブルでそうそう安定した利益を見込めるものではない。


博打稼業を真面目にやっていればその位の事は自明だ。


博打が儲からぬとは言わない。


長年暮らし向きをそこに置いてきた博打屋としてはよく分かる。


しかし、それはあくまで個人の営みの中での遣り繰りで、皆が揃って儲けましょう、の話ではない。


この投資会社擬きの危うさに、何故気が付かないのか博打屋の理解を超える出来事だ。


確かに倍配当は上手く言ったものだ。


個人的には可能な配当と思うが、それは共同買いと言う、言わば買い占めを潤沢な資金力でやればおしなべて配当出来ると、短絡した発想だったのかも知れぬ。

つまり、個人でも、ああもう一点買ってたら取れてたのに、と臍を噛むことがある、あのシーンを資金力でカバー出来ると考えたのであろう。


さもなくば、ハナから騙しとる腹だったか。


しかし、何点買おうが外すものは外す。


ちゃんとした見識とそれなりの勘と人知れぬ執念があれば、なにがしかの成果は見込めるが、人様を巻き込んでまで幸せになれる程のものじゃない。


馬券ファンに、未だに何か特別な情報があるかのような幻想を抱いている人がいたら、それははっきりと誤認であると言いたい。

百歩譲ってあるとしても、その情報を握っている当の本人が生かしきれていないのだ。

つまり、相手の多いレースだ、少々の事で馬券など当たりゃしない。

だから、情報と称して金で売る。


本当に馬券を買って遣り繰り出来る者なら、予想は金にはしないだろう。

さて、芦屋競艇グランドチャンピオン、京王閣、取手競輪、川口オートと、博打屋を惑わす賭場は多い。


二兎も三兎も追いたいが、手持ちの悩みも博打屋の常。


大井の帝王賞を無視する訳にもいくまい。


スウィフトカレント取り消しだが、ワンダースピードが良く見せる。

ポンネビルレコード、コウエイノホシに加え、穴ならマズルブラスト。


ルースリンドにも目が行く。

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2008年06月25日 19:54に投稿された記事です。

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梶山徹夫プロフィール

梶山徹夫

1949年広島生まれ、中央大学文学部国文科卒。コピーライターを皮切りに、広告制作、音楽事務所経営、ルポライター、競馬雑誌編集長を経てフリーに。全国の競馬場に出向き、競馬に関わるエッセーを雑誌等に寄稿。著書に「馬券で喰ってどこが悪い」等。

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