『葉月月立ち』
大変な月を迎えた。
予約と言う事が苦手な、行き当たりばったりの風来坊にとって、何処に行くにも泊まるにも苦労する月だ。
早速、明日からの新潟行きであたふたしている。
明日、明後日(2.3日)は長岡の花火とSMAP(?)のコンサートで大混雑。
もとより指定は取れない。
早くから分かっていてどうして?と我ながら思うが、何処の競馬場に飛ぶかわからない事情もある。
悪いことにこんな週に限って1Rから訳あり馬(つまり、知人の馬、オアシになる馬)が出るので何時もの「とき303」のひとつ前、「とき301」6時8分に乗らねばならない。
しかも、並ぶ時間を入れると5時半には着きたい。
が、我が町の始発で動いてもこの時間には間に合わない。
都内の知人宅に居候かサウナで仮眠か。
昔は新橋の雀荘で毎週明け方まで戦って出向いたものだ。
今はその元気もない。
古風に言うなら「方違え(かたたがえ)」(一度違う場所に行き、そこから旅立つ)と言うことで面倒だが納得もする。
今日(1日)は博打屋にとって重要な日。
「月立ち」「ついたち」で、ひと月を占う初日だから白星スタートしたいのである。
朝から資料整理にかかり、ほぼ一切の新聞資料を処分した。
雑誌類もしかりである。
後生大事に資料を抱えていても、博打屋がそれを必要とすることは、もはやないだろうと悟った。
どんなものでもそうだが、一年使わなかった物は恐らく一生使わない物なのではなかろうか。
少しはスッキリした「愁思符庵」だが、まだまだ捨てきれない本やガラクタ、衣類の処分が残っている。
いや、一番やらなければならないのは我が身の処分なのかも知れないが。
結局最後は右の物を左に移しただけの整理となり、立川競輪初日に急いだ。
どうせ今日しか付き合えぬ博打。
木本賢二と梶山裕次郎の二人を金にすれば御の字と2レース勝負。
1コーナーのベンチは風通しも良く、昼下がりの競輪場は絶好の憩いの場。
ジャンの音を聞きながら昼寝する人の姿が、何だかお釈迦様のように見え、博打屋もしばし昼寝を楽しんだ。
やはり、選手は声援には弱い。
明らかに頑張って見せ場を作ってくれるようだ。
木本2着、梶山3着は上々の結果。
行き掛けの駄賃以上に、白星スタートした事が何よりの収穫。
今節は松坂英司の動きに注意だろう。
長くて暑い葉月がこの調子で続けば良いが。
