『鎮魂の月』
いよいよお盆休み、大人の夏休み突入だ。
昨日(11日)はいつもの様に旅疲れの月曜で、アンニュイな朝を迎え土日の商いの総括。
馬の事より瀬波温泉の観光キャンペーンの宿泊券プレゼントアンケートを朝一番から何枚も書いて応募したのだが、去年に続き当たらなかった。
やった!と思った瞬間がなかった訳でもない。
「神奈川県川崎市の・・・」と司会者が読み上げた時は「やった!」と思った。
何枚も抽選箱に入れてあるし川崎市と言えば博打屋しかいまい、と自信があったが、どっこい夏休みだ、東京から来ている人もかなりいた。
そう言えば毎年関屋記念の日に現れる烏山の男性。
今年も現れ「ブログ読んでますよ」と声をかけられた。
中山競馬場のパドックでいつも会う若いご夫婦。
この二人も毎年新潟にも現れる。
以前はクラブ馬主もやっていた競馬好きだが、夏の競馬旅も彼らの人生の定番になっているようだ。
互いに「歳取ったよね」と戦友にでも会ったような会話を交わすご仁もいる。
かつては競馬観戦ツアーなどを手掛けていた旅行代理店店主だ。
博打屋より年輩の方でやはり夏の新潟詣で組だ。
皆、ひと夏に一度は新潟へ、の人たちだ。
元気な姿を見るのは嬉しいものだ。
日曜(10日)の夕方は「入船」と言う地元の寿司屋でご馳走になり、何時もより遅い新幹線で帰京。
この日は新潟の花火。ちょうど信濃川を渡る時、見事な花火が打ち上げられた。
心なしか新幹線も速度を上げないで通過したようにも思えた。
世間が休みに入っても博打屋の仕事場はそこかしこで稼ぎ時、開催が多彩である。
思うにまかせぬ土日の商いの残業に「別府八湯ゆけむりカップ」の決勝場外を京王閣に選んだ。
相変わらず記念レースの地元優勢は見え見えで決勝メンバーも見事に地元や九州勢。
素直に売れ筋井上昌巳・小野俊之を選び3着を一捻りの博打。
安いが絞って買うべき車券、あとは度胸の問題だ。
いくら打って出るかの懐との相談でもあろう。
相談に乗れるほどの懐でないのがチト切なくもあったが、3着小倉竜二で決まった3連単は1440円ほど。
曲がりなりにもプラスに仕上げたのは誉めてやりたい。
8月は6日に広島、9日に長崎の原爆被弾。15日には終戦記念日を迎え、戦争犠牲者を追悼する日が3日もある。
それに加えて陰暦7月13日から16日までの魂祭「お盆」が控える。
インドのサンスクリット語「ウランバナ」の音を漢字表記したのが「盂蘭盆会」であり、その教えは「盂蘭盆経」に記され、語源「ウランバナ」が逆さに吊るされた苦しみを現すことから、この経はその苦しみから救ってくれるものとされ、やがて仏教行事となっていったのである。
13日の夜、苧殻(おがら=麻の皮を剥いだ茎)を焚いて精霊を迎え、16日の夜再び苧殻を焚き送り火とする。
この間、家々には精霊棚を飾り先祖の霊をもてなすのである。
この時に僧侶が各檀家を回り読経を行うのが「棚経」と呼ばれるお盆の行事だ。
博打屋も今年は茄子の牛、瓜の馬でも飾ってみようかと殊勝な心持ちではあるが、その日から箱根休暇の予定で出来そうにもない。
ご先祖様に顔向け出来ない人生の博打屋が、お盆なんて人並みの事を口にしちゃいけないのだろうが、せめて墓参りのひとつもしたく、望郷の念を抱くのは衰えた証拠であろうか。
まあ、今しばらく心行くまで稼いだら真っ先に岡山に墓参に行こう。
さて、一日遅れのブログとなった。
「鎮魂するは我にあり」ではなかろうか。
今日(12日)を何処の博打場で鎮魂するか、それが博打屋のお盆なのだ。
