梶山徹夫の馬券生活 - 愁思符庵日記 -

本物の博打屋が送る競馬ファン必読の競馬ブログ

2008年08月13日

『白い夏』

お盆突入だ。


つくつく法師が鳴き初め、百日紅が燃えるように夏の陽射しに揺らぐ。

朱色、紅紫、白と花の色は勢いづいている。

見上げる天空の太陽は白く輝き、すべての風景が白い閃光の中でピタッと止まったようである。


ふと「白い夏」と思わせる今日(13日)の昼下がり、小田急ロマンスカー「はこね29号」に乗る前の登戸の風景であった。


駅にこそ人はいるが、街はひっそりと静まり返っている。


世の中が一斉に止まったかのように見える。


今日から15日まで博打屋は箱根強羅「湯の花温泉」でお盆特別副業に入る。


標高950メートルの高原避暑地。温泉ゴルフ三昧と言えばまるで博打屋もブルジュアみたいだが、金持ちなのは誘ってくれた会社だ。


欠員が出たのと博打屋の暇持て余し稼業が一致した賜物でもある。


ホンマモノの金持ちは不言実行、空手形は切らない。


久々にゴルフでも、の気も起こらぬ訳ではなかったが、博打屋は「中国語講座」と案内にあった夜の闘いに焦点を合わせることにした。


春にもこのホテルから府中競馬場に土日通った事がある。


その時の「中国語講座」は幾ばくかのオアシになった。


総勢20名足らずのバカンスだが、仕事関係の取引先もいるようで、どちらにしても皆堅気、金持ち。


博打屋が一番の経済弱者だから、遠慮なく稼がせて頂けばよいのだが、短期決戦の麻雀だけはツキにも左右され、手痛い返り討ちに会うから気が抜けない。


今週からは札幌競馬が始まり新潟も最後の夏開催となる。


「土日きっぷ」の適応外となる週だけに行けば泊まりが条件となる。


都内の博打場の盆興行を捨てての偽装避暑だから、ここで稼がなきゃ辻褄が合わぬ。


気温24度、外人客も目立つホテルに着いて博打屋の盆興行の始まりだ。

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2008年08月13日 17:22に投稿された記事です。

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梶山徹夫プロフィール

梶山徹夫

1949年広島生まれ、中央大学文学部国文科卒。コピーライターを皮切りに、広告制作、音楽事務所経営、ルポライター、競馬雑誌編集長を経てフリーに。全国の競馬場に出向き、競馬に関わるエッセーを雑誌等に寄稿。著書に「馬券で喰ってどこが悪い」等。

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