梶山徹夫の馬券生活 - 愁思符庵日記 -

本物の博打屋が送る競馬ファン必読の競馬ブログ

2008年08月27日

『鹿島灘遊泳』

辛うじて陽射しが戻ってきた今朝(27日)の鉾田の朝だった。


昨日(26日)は今にも降りそうな空模様であったが、やはり海に近い土地である、晴れたり曇ったりの一日を鉾田で過ごした。


ビッグレッドファーム鉾田に半年振りの訪問。

昨年吹き付けた芝の生育やら4棟目の厩舎やら、200メートル延長中の坂路スタート地点やら興味は尽きないのであるが、一番の目的は入厩中のドリームスターダム(写真)の視察である。

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同窓仲間を代表して一口所有している2歳馬であるが、6月にコスモビューファームで見て以来、いよいよデビューに向けて鉾田入りしているのである。


マーヘラスサンデーの仔だが、太目だった体もかなり締まってきており、長めの距離番組の中山開催辺りにデビュー出来るかも知れない。


ジワジワとしぶといタイプらしく大器晩成に期待している。


知人の所有馬ドリームクラフトも入厩中。こちらは2戦消化した2歳馬だが、初戦の内容が良かっただけに巻き返しが期待出来る。


すっかり秋の気配の涼しい鉾田だが、本来は鹿島灘からの海風とまだまだ厳しい陽光に包まれた海浜リゾート地でもある。


博打屋の楽しみは牧場近くの鹿島灘海岸での遊泳であったが「この天気だよ。波は荒いし今年も死人が出たんだわ。海は無理だよ」


鉾田の狸・志井田氏が博打屋の遊泳を引き止める。


ならば海が見たいと鹿島辺りへのドライブを提案。


鹿島スタジアムを見ながらさりげなく「サテライトしおさい鹿島場外」を発見。


「チョッと商いしたいんだわ。あっ、丁度良い、福井ふるさとダービーの決勝だわ。悪いけど付き合ってよ」


博打屋の高等戦術を読みきったように狸は車を乗り入れる。


何故だか取材しそびれたが「サテライトしおさい鹿島」の入り口には狸が立っていた。(写真)

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福井の「ふるダビ」決勝は、月曜に書いたように平原か浜口の優勝と読んでいた。


二人のガチンコもあり得る、の読みが離れず博打屋の結論は二人の裏表車券。


「アッと驚く飯嶋って事もあるんだけどさ」


車券を買ってレースを待つ間の志井ちゃんへの解説だった。


平原・飯嶋は有力ライン。後は誰が食い込むか?


さほどの難解な推理ではなかったのだが、事実は推理より奇なり、である。


飯嶋・平原ときて3着に推理外、坂本が入り4万円近い3連単車券となった。


しばし「う~ん」と唸り博打屋は初めてのサテライトで空商いを味わった。


ただ、この場外売り場でもガイダンスが行われており、42期のOB生井徹氏が解説をされていた。(写真)

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「あまり車券の目を引く解説はしたくないんです。私はお客さんにレースの流れを組み立てて欲しいんです。そうしたお役に立つガイダンスに留めたいんです。お客さんの邪魔はしたくないですからね」


この施設の職員でもある生井氏はそう語られた。


立川で月曜準決勝を買った時と違い、座って場外が楽しめるのは有難い。


都内の場外より、こうしたサテライトの快適さは比べ物にならない。

敗北の夜だったが、志井ちゃんの飲み仲間、地元の有志に歓待され幸せな酒席を過ごした。


諦めていた夏空だったが、今朝(27日)は青空が戻った。


風はすでに秋のそれだが、日差しは強い。


すわ、海へ!と朝から博打屋は落ち着かない。


渋る志井ちゃんを誘い午前中念願の鹿島灘海岸へ。(写真)

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白波を立てて浜辺に押し寄せる荒波の中にソロリと身を入れる。


誰も居ない時期外れの浜辺。


消波提の石に寝そべり、秋の雲を浮かべる鹿島灘の空と波音を聞きながら、博打屋は長かった夏競馬の終わりをひしひしと感じていた。


今年もこの海に遊べた。


博打屋はえも言えぬ安らぎを感じた。

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2008年08月27日 22:23に投稿された記事です。

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梶山徹夫プロフィール

梶山徹夫

1949年広島生まれ、中央大学文学部国文科卒。コピーライターを皮切りに、広告制作、音楽事務所経営、ルポライター、競馬雑誌編集長を経てフリーに。全国の競馬場に出向き、競馬に関わるエッセーを雑誌等に寄稿。著書に「馬券で喰ってどこが悪い」等。

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