梶山徹夫の馬券生活 - 愁思符庵日記 -

本物の博打屋が送る競馬ファン必読の競馬ブログ

2008年09月24日

『巾着田吟行』

秋風に誘われて巾着田の曼珠沙華を再訪した。


西武園競輪初日(24日)商いの新秋津から行き先変えての西武線の旅。


燃える朱を求めて高麗駅へ吟行。


昨年に続き二度目の探方だ。

いやはや驚くべきは同好の中高年の多いこと。


正に曼珠沙華シンドローム。年々その人気はうなぎ登りのようだ。


清流高麗川が大きく蛇行し、巾着のような形を形成しその袋の中に曼珠沙華が600メートルの長さに渡り自生している。


ニセアカシヤの林の中に群生するその景観は、青空とニセアカシヤの緑と曼珠沙華の朱とが見事に融和している。(写真)

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昨年は一部しかなかったコスモス畑も一気に広範になり、コスモスの群生も負けてはいない。(写真)

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観光バスが大挙して押し寄せる期間限定の一大観光地となった。


彼岸花やスパイダーリリーとも呼ばれているこの花はヒガンバナ科コリス属の多年草。


球根で増えていくが根はアルカドイロを含む有毒である。

田の畦道に見かけるのは、ネズミやモグラがこの毒を嫌うので寄り付かなくするためだ。


葉を付けない花茎を伸ばし5~7個の花を咲かせ、長く突きだした6本の雄しべ、1本の雌しべが華麗に広がる。


遠い幼い頃の記憶の中の風景には畦道や土手、墓地には付き物の花だった。


この高麗の里は朝鮮半島北部に栄えた高句麗から渡来した人々が住み着いた地だと云う。


「高麗神社」までのハイキングも秋の里満喫の自然は残されてある。


西武線も飯能を過ぎこの辺りまで来ると野趣豊かな風景が味わえる。


吟行と洒落込んだ以上、一句献上せねばならないが、気持ちは商いをサボっての花見遊山、今一つ浮かぬ。

月末も近く昨今の不本意商いに些か秋空も眩しすぎた。


気分転換も博打稼業には心の栄養。


昨日(23日)の秋分の日博打の不完全燃焼を曼珠沙華の燃える朱で燃焼させたい思いもあったのだが・・・。


「墓参せず 京王閣で 墓穴掘り」


曼珠沙華を見ながらこんな昨日を思い出しているようでは博打屋の明日も暗いか。

「巾着に 入りきれぬそ゛曼珠沙華」

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2008年09月24日 23:38に投稿された記事です。

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梶山徹夫プロフィール

梶山徹夫

1949年広島生まれ、中央大学文学部国文科卒。コピーライターを皮切りに、広告制作、音楽事務所経営、ルポライター、競馬雑誌編集長を経てフリーに。全国の競馬場に出向き、競馬に関わるエッセーを雑誌等に寄稿。著書に「馬券で喰ってどこが悪い」等。

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