梶山徹夫の馬券生活 - 愁思符庵日記 -

本物の博打屋が送る競馬ファン必読の競馬ブログ

2008年10月31日

『行く秋や』

「蛤の ふたみに別れ 行く秋ぞ」(芭蕉)


「おくのほそ道」の最後の句として有名だが、「行く秋」は晩秋の季語でもあり、「別れ行く」にも掛かっている。


勿論「蛤のふたみ」と云うのも「蓋」と「身」に掛けて、大垣を旅の終わりとした後、さらに伊勢の二見が浦に行く自分と門人との別れを読み込んでいる。

今朝(31日)の寒さに、もはや「行く秋」の最中になったことを知らされ芭蕉を思い出した。


昨日の西武園。平原頼む!の懸命な叫びも虚しく、ライン決着であったが番手の佐久間に差され平原は2着。

何しろ、平原、佐久間、芹沢のラインの3連単が3.1倍と云う空前の売れ方。


車単、平原・佐久間で1.9と云うオッズを見ながら、これはやっちゃいけない博打だな、と感じた。


まず、3.1倍じゃ決まらなかろうし、決まってもリスクが大きい。


博打としての一捻りは何処にあるか、そこへの洞察力が博打事の巧拙の分かれ目。

しかし、負ける要素のなかりそうな平原が番手に差される一捻りは博打屋には無かった。


1.9倍の相手となる番手の佐久間こそとてつもないプレッシャーではなかったか。


2着で良いんだ、と最初から2着確保のレースをすると2着もなくなるのだそうだ。

平原を差してやる、と云う気持ちでないと駄目になると言う。


確かに佐久間にはその気概があったようだ。


プレッシャーをはね除け平原を差してしまった。


競輪は風を切る選手が一番強いが、風に乗る番手選手は力以上の結果を出せる。

強い選手が必ずしも絶対でないところが馬と違うところだろう。


駆けつけた鈴木氏の集まりは、親しい10人程の祝勝会で、案じたセレモニーではなかった。


祝儀袋を受け取った鈴木氏は博打屋を担いだようだ。

皆の前で返してくれた。


一度出したものは博打屋も受け取れないと固辞したが、他のメンバーからブーイング。

一人が出すと他も知らん顔出来なくなるとのこと。


マジに中味が入っている袋を見て「これで中味が入ってなければお洒落だったのに」とは某ジョッキー。


まあ、ハナからご祝儀などを取る気が無かった集まりだった。


今日(31日)は午後から梨講習。


収穫を終えた後の施肥作業である。(写真)

200810311409000.JPG

西武園平原にも落とし前付けて欲しいし、最後の「ふるダビひろしま」の初日も気になる。


冷え込む野良作業を終え京王閣「ふるダビひろしま」場外へギリギリ最終レースのみ参加。


余計なあがきだったが怪我は少ない。


明日は福島2Rに我が幻の1000万仲間の保有馬ドリームスターダムがデビューする。


福島が合うとも思えないデビューだが、泡沫会員の出る幕ではない。


取材方々福島に遠征。津村騎手に合わせて使う調教師の見識が見物だ。


さすが!と、博打屋が頭を下げるシーンとなれば、ついでに頭を丸めたい。


自信をもって、こりゃ違うよと博打屋は予言する。


まあ、何処でデビューしても構いはしない。


先ずは無事ゲートイン、これが競馬の第一歩だ。

このページについて

2008年10月31日 20:40に投稿された記事です。

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梶山徹夫プロフィール

梶山徹夫

1949年広島生まれ、中央大学文学部国文科卒。コピーライターを皮切りに、広告制作、音楽事務所経営、ルポライター、競馬雑誌編集長を経てフリーに。全国の競馬場に出向き、競馬に関わるエッセーを雑誌等に寄稿。著書に「馬券で喰ってどこが悪い」等。

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