『京王閣初商い』
穏やかな関東地方、2009年の元旦は快晴で始まった。
穏やかな関東地方、2009年の元旦は快晴で始まった。
明けましておめでとうございます。
正式には今日3日がブログ掲載始めである。
まずは目出度い新春競馬。その名もよろしい金の杯。
穏やかな三が日を振り返ると、関東平野に首都東京が拓けたのも良く分かる。
9R,メイショウパロマの前走を見れば今日の人気も分かる。試金石のレースだが、頭から買って見たい。相手はベストメンバーだが、シングンレジェンドの出方も気になる。タイフーンルビーも押さえたい。
今日5日は二十四節気の小寒。寒の入りだ。この日から立春(今年は2月4日)の前日までが寒の内で一年で最も寒い時期。
それにしては暖かい小寒競馬の朝だ。
6R コンセンチメントから買ってみたい。初ダートもケイプエマラティが穴か。ケイジージュニアー、センザイイチグウ。
7R ストロングバサラ軸は堅そう。穴はスプリングアーム。気難しいサイレントフォースは押さえ。軸が堅けりゃヒモが狂う。
季節は正直なものだ。
昨日の小寒の暖かさを反省するかのように寒さが襲ってきた。
中国から伝わってきた漢字を我が大和民族は仮名と云う優美な文字に作り変えた。
同じように中国では五節句の初っぱなの今日7日「人日の節句」に七種の穀物(米、麦、小麦、栗、黍、大豆、小豆)を粥にして食べ穀物のエネルギーを取り入れていた。
今日(8日)は新学期であり、鳥越神社のとんど焼きである。
佐藤友和の頭の悪いレースに裏切られ昨日の立川決勝は淋しい結果に終わった。
冷え込みの厳しい中の商いの不発は帰途をホントに暗くする。
都内では霙。近郊では初雪の今日(9日)である。
乾燥続きで喉にも悪く風邪蔓延の危機も少しは緩むか。
そんな潤いよりも博打屋の懐にお湿りが欲しいところだが、世の中儘ならないことばかり。
吹雪の後の嘘のような快晴。
スキー場ならどんなにか目が痛くなるほどの紫外線。
多摩川の鉄橋から望む西東京の山々が雪に覆われ青白く輝いている。
快晴の関東地方だ。東京がこの天気なら群馬の山々は雪である。
昔スキーで草津通いをしていた時その事を知った。
上州からの空っ風が中山のパドックに風花を舞わせる事も多々ある。
6R ドリームブランチに期待もあるが鞍上の内田騎手がおかしい。風聞には足の具合が悪いとも聞こえてくるが、それを裏付けるような騎乗が続いている。多くを望むのは無理かも知れない。穴はアラマサローズ。
7R フランドルシチーの立派さには圧倒されるがウィンペイシェントから買うのが味。
11R 馬ならイナズマアマリリス、枠ならジェルミナル。穴はグッディーコパ。
昭和23年に制定された「成人の日」。今日(12日)がその日だが、一月の第二月曜日に変わったのは平成十二年からで、ハッピーマンディ法によるものだ。
祝日と云うのは日にちに意味がある事で、何でもかんでも月曜に持ってきてはビンとこない。
忙しい一日だった。
午前中六本木の競馬会に行き、その足で浦和競馬に回った。
大宮記念の自転車が頭の中で回っていたが、時間の関係で浦和止まりとなってしまった。
今年初見参だからそれも悪くない。
馬券に迷いが出てきたら浦和に限る。
過疎化が進み廃屋が目立つ辺境の村落をそう呼ぶ。
各地にあるそうだ。
そうした村の独り暮らしの高齢者に移動販売車で訪問して暮らしの手助けをしている脱サラの人の話をテレビがやっていた。
今日(15日)は小正月。
日本の暦は太古の時代には満月の正月を祝い、旧暦が伝わると新月の正月となり太古の正月は小正月となった。
さらに太陽暦となった明治期以降、小正月は正月と共に残ったと云う訳だ。
ややこしいが月を基準にした時代の名残と思えば良い。
今日(16日)は藪入りである。
余り馴染みのない言葉となったが、奉公人が自宅に帰る日の事をいう。
真冬と云うのはこの時期を云うのだろう。
この所の寒さを思うと「凍鶴」「樹氷」「波の花」と冬の季語を思い起こし旅に出たくなる。
アナグマと携帯で打つと漢字では「穴熊」としか出ない。
そのアナグマではなく、難しい一文字のアナグマだが、貉(むじな)、猯(まみ)、笹熊(ささぐま)とも呼ばれる動物である。
アナグマ暮らし中に2本の電話。
一つは熊本競輪の決勝場外を売っている京王閣から師匠のケンちゃん。
一つは音楽会。「ドイツ三大Bを聴く」と銘打った神奈川大学教職員クラシック音楽愛好会主催のコンサート、しかも無料。
一つ先輩の同窓女性からだ。
今日(20日)は大寒である。旧暦では12月25日で蕪村忌でもある。
冬の最後の節季であり最も寒い日々がしばらく続く。
確かに明け方は寒い。
いよいよ寒さが厳しくなった。
昨日(20日)の川崎が堪えたか、夜急に胃が重ったるく食欲が無くなった。
正しくは「かじけ猫」と云う冬の季語のもじりである。
「かじけ」は動詞「かじく」「かじける」から派生した言葉で寒さのためにちぢこまった、の意味がある。
今日(23日)限定の春だった。
明日からは冬将軍来襲と云う。
かんせぎょう、と云う晩冬の季語。野施行ともある。(日本の歳時記)
言葉は知らなかったが、幼い頃の記憶にこの習わしの風景はある。
迫り来る雪雲の塊を見ながらふと思い出した。
冬将軍は首都圏を避けたようだ。
雲ひとつ無い冬の青空。空の青さが浅い水色のように見える。
さすがに空気は冷たい。
旧正月と云うことで博打屋はお屠蘇の飲み直しをする。
無病息災を願う酒は何度飲んでも良かろう。
今朝(27日)スポーツ紙の一面に競輪選手手島慶介の死が大々的に報じられていた。
25日に亡くなったようだが、自殺の文字も見られる。
いささか意外でもあり驚きでもあり残念でもある。
書かねばならぬと分かっていながら、ギリギリにならないとエンジンがかからない博打屋である。
日銭稼業の性と言えばそれまでだが、日中そこかしこで商い場所が開かれているのに、部屋に籠って原稿書きなど精神衛生上この上なくよろしくない。
昨日(28日)の商いでホトホト万策尽きた。
期待の小林大介は明らかに気持ちだけが先走ったレース。
少し冷静なら捲りのチャンスだったが、中団を取りに内へ入った時点で博打屋の車券は全てが消えた。
「馬券生活者の徒然なら書きますよ。それが30年も続いている暮らし向きだから」
こう云う話から始まった当ブログも明日(31日)で卒業する。
「私は博打稼業ですから予想はしませんよ。まして金を取って予想を売るような事も。」
これが博打屋の条件であった。
概ねその我が儘は通して2年近く与太話にもならない事を書いて来た。
生憎の風雨の1月の終わり。
北国は大雪に埋もれるだろう。
「日脚(ひあし)伸ぶ」と云うのは晩冬の季語である。

1949年広島生まれ、中央大学文学部国文科卒。コピーライターを皮切りに、広告制作、音楽事務所経営、ルポライター、競馬雑誌編集長を経てフリーに。全国の競馬場に出向き、競馬に関わるエッセーを雑誌等に寄稿。著書に「馬券で喰ってどこが悪い」等。
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