梶山徹夫の馬券生活 - 愁思符庵日記 -

本物の博打屋が送る競馬ファン必読の競馬ブログ

2009年01月28日

『風の吹くまま』

書かねばならぬと分かっていながら、ギリギリにならないとエンジンがかからない博打屋である。


日銭稼業の性と言えばそれまでだが、日中そこかしこで商い場所が開かれているのに、部屋に籠って原稿書きなど精神衛生上この上なくよろしくない。

かと云って夜は夜で飲むと気力がなくなり眠くなる。

早朝勝負と早寝をしても起き出すのはいつもと同じ。

要は中々堅気仕事に専念出来ない環境にある。


手持ちに余裕がある時なら、まあ、博打場は無くなりゃしないさ、金持ち喧嘩せずだわい、と庵に籠って思索に耽る。


今日(28日)も午前中は堅気だったが、川崎競馬でカネヒキリ、西武園で決勝と落ち着かない。


何処に行くべきと自問するもさほどの勝負が出来る訳でもない。


しかし、買わねば金にはならない。


何れに行くにも南武線だが、行き先は正反対。


ならば風の吹くまま成り行き任せ。先に来た電車に乗ろう、と駅に着くと立川行きが先着。つまりは西武園へ行けと風の意思。


まあそれも良い。

何れに行っても限定1レース。

相も変わらぬ顔ぶれの交流重賞一座の演目はカネヒキリ主演。

サクセスブロッケンが脇を固めボンネビルレコードがそつなく3着か。

良くてその程度の波乱。


ならば西武園、小林大介を買う。(写真・黄色帽子)

200901281546000.jpg

初日のレースは好感持てた。

昨日の故・手島慶介の通夜に500人もの人々が参列したと報道にある。


同県群馬の小林は通夜・葬儀にも参列出来ぬ西武園の仕事だ。


心中期すものがあろう。勝って弔うことしか供養は出来ぬ。


レースは別物ではあるが、競輪のペタルを踏ませるものは選手の心にある。


風を切らせるのは人の心情なのだ。

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2009年01月28日 15:56に投稿された記事です。

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梶山徹夫プロフィール

梶山徹夫

1949年広島生まれ、中央大学文学部国文科卒。コピーライターを皮切りに、広告制作、音楽事務所経営、ルポライター、競馬雑誌編集長を経てフリーに。全国の競馬場に出向き、競馬に関わるエッセーを雑誌等に寄稿。著書に「馬券で喰ってどこが悪い」等。

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